ニオイを軽減!医療機関でできるワキガを抑える3つの治療法
2017.09.13
自分では気づきにくい体臭の中でも、人に嫌われる傾向にあるのが、鼻にツンとくる独特のニオイが特徴のワキガ臭です。
ワキガは、汗腺のひとつ「アポクリン汗腺」から分泌された汗によって独特のニオイが生じます。
汗対策が、ワキガ臭を抑える有効な手段といわれていますが、制汗剤や汗のふき取りといったセルフケアだけではニオイを抑止することは難しいです。
そこで、利用したいのが医療機関でのワキガ治療です。
医療機関では、悩みやニオイの程度に合わせた治療が行われます。
医療機関で受けられる、汗の発生を抑えてワキガ臭を防ぐ治療法について3つご紹介します。
■手軽にニオイを軽減したいなら「ボトックス注入」
ニオイの程度が軽いケースや、汗をかきやすい時期だけニオイが強くなるという人の場合、注射で患部に薬剤を注入し、汗の分泌量を抑える「ボトックス注入」がおすすめです。
個人差がありますが、3~6カ月程度効果が持続し、注射針程度の傷跡で済むため、比較的手軽に行える治療法です。
■ニオイの程度が軽度なら「吸引法」
目立ちにくい場所を切開して、カニューレといわれる細い管を入れ、ニオイの元凶であるアポクリン汗腺を吸引する「吸引法」は、軽度のワキガの人におすすめです。
切開をするため傷跡が残りますが、極細のカニューレを使用する医療機関が増えており、数ミリ程度の傷で済むことが多いです。
ただ、完全に汗腺を吸引してしまうことは難しく、再発の可能性があります。
■ニオイが強いなら高い効果が期待できる「剪除法(せんじょほう)」
汗の分泌を抑え、ニオイに対しても高い効果を発揮するとされているのが「剪除法」です。
ワキにあるシワに沿って皮膚を切開し、アポクリン汗腺を確認しながら取り除いていく方法です。
吸引法よりも丁寧にアポクリン汗腺を切除するため、ニオイが強い人におすすめの治療法です。
ただ、大きく切開するため、傷跡が目立ちやすい傾向にありますが、時間の経過とともに薄れていくため、強烈なニオイをなんとかしたいという場合には剪除法が適しているといえるでしょう。
■自分のニオイの程度と目的に合わせて治療法を選ぼう
ワキガのニオイに悩まされているのであれば、医療機関の治療を受けるのもひとつの解決策です。
大掛かりな手術はしたくないけれどニオイを軽減したいなら「ボトックス注入」や少しの切開でできる「吸引法」がおすすめですが、再発の可能性が少なく、ニオイを気にしない生活を送りたいのであれば、「剪除法」がよいかもしれません。
自分のワキガの程度と目的を医師に伝え、相談しながら自分に合った治療法を選ぶようにしましょう。
ワキガ、多汗症について詳しくはコチラ!
関連するブログ記事
-
【医師が教える】時間がない朝もこれだけはやっておくべき!腋臭対策
2020.06.26
-
【医師が教える】わきがは脱毛や剃ることが大事!ニオイ軽減のポイント
2020.06.23
NEW POST
-
2020.06.28
-
2020.06.26
-
2020.06.25
CALENDAR
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |