大切な衣類を黄ばみから守る!おすすめのワキ汗対処法
2017.09.12
清楚なイメージが強い白いシャツやブラウス。
しかし、いつの間には黄ばみができてしまっているという人も多いのではないでしょうか。
黄ばみができる部分としては、ワキが多い傾向にあります。
ワキには限られた部位にしかない汗腺があり、その汗腺が黄ばみに影響しているのです。
お気に入りの服もワキに黄ばみがあると着られなくなってしまいます。
そこで、ワキの黄ばみを予防するためにしっておきたい原因や対処法について詳しく見ていきましょう。
重曹を使った、衣類の黄ばみを落とす方法についても一緒にご紹介します。
■白いシャツやブラウスの脇の黄ばみ…原因は汗
人間の皮膚には、汗を分泌する「汗腺」があります。
汗腺は、全身にある体温調節の役割を担った「エクリン汗腺」と、限られた部位にしかないフェロモンとしての役割を持つ「アポクリン汗腺」の2つがあります。
黄ばみの原因とされているのは「アポクリン汗腺」です。
鼻にツンとくる独特のニオイが特徴のワキガのもととしても有名なアポクリン汗腺は、エクリン汗腺とは異なり、さまざまな成分が含まれています。黄ばみをもたらすのは色素成分の「リポフスチン」とされており、リポフスチンを含む汗が衣類のワキの部分に付着し、リポフスチンの量が少なければ薄い黄色、リポフスチンの量が多いほど赤褐色の目立つ黄ばみになります。
■手軽に汗を止められるボトックス注射
黄ばみを作らないためには、汗をこまめにふき取ることが重要です。
しかし、ワキは衣服におおわれていることが多く、こまめにふき取るのが面倒だったり、難しかったりするケースもあります。
ワキの汗をこまめに対処するのが難しい場合は、ワキの汗の量を減らす治療がおすすめです。
多汗症といわれる汗の量が多い病気は、これまでは外科手術による治療が一般的でした。
しかし、今では、汗の発生を抑えたい箇所に注射をして、汗を発生させる信号をブロックする「ボトックス注射」によって、ワキを切開することなく汗の量を減らすことが可能です。
手術まではしたくないけれど、黄ばみの原因となる汗を抑えたいのであれば、ひとつの対処法として「ボトックス注射」はおすすめです。
■黄ばんだ服は重曹できれいに!
一般的な漂白剤は酸素系漂白剤です。
酸素系漂白剤は、皮脂汚れを落とすのに有効とされていますが、色素成分が関係しているワキの黄ばみはきれいに落とせないケースが多いです。
しかし、酸素系漂白剤と一緒に「重曹」を使うと、色素成分が含まれるワキの黄ばみが落ちやすいといわれています。
重曹は炭酸水素ナトリウムのことです。
パンなどのふくらし粉としても有名ですが、洗浄力が高く、殺菌効果もあるため、掃除アイテムとしても活躍しています。
黄ばみには、重曹大さじ1杯と酸素系漂白剤大さじ1杯を混ぜたものを使用します。
重曹入り漂白剤を黄ばみが気になる箇所に直接塗りこみ、しばらく置くと汚れが落ちてきます。
頑固な黄ばみの場合、ドライヤーなどで温めて50℃くらいにすることで漂白剤が活性化してより黄ばみが落ちやすくなります。
ただ、漂白力が強いため、脱色してしまう可能性があります。
色柄ものには適さないケースもあるため、注意しましょう。
■ワキ汗対策をして衣類の黄ばみを防ごう
限られた部位にしかないアポクリン汗腺があるワキ。
しっかり対処しなければ、ワキガや汗ジミを作るだけでなく、大切な衣類の黄ばみの原因にもなってしまいます。
ワキ汗だけでなく、衣類の黄ばみで悩んでいるのであれば、手軽にできるボトックス注射でワキ汗を予防し、お気に入りの衣類の黄ばみを予防しましょう。
ワキガ、多汗症について詳しくはコチラ!
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