ワキガや多汗症から卒業! おすすめの治療法3選
2017.07.19
ワキガや多汗症は、男女問わず多くの人の悩みです。
英語で「ワキガ」を意味する言葉がないくらい、欧米ではワキガ臭のする人が多数派なのですが、日本などの東アジア圏だとワキガは少数派です。
また、多汗症も単なる暑がりや緊張しやすい人と誤解されることも多く、その悩みは理解されにくいのが現状です。
体質だから仕方ないと言ってしまえばそれまでですが、できれば改善して周囲に気を使わずにすむ生活を送りたいですよね。
ワキガや多汗症に悩まされている人のために、おすすめの治療法を紹介します。
◯ボトックス注射なら、お手軽に汗を抑制できる
最も気軽に試せる方法がボトックス注射です。
ボトックスはボツリヌス菌から抽出されるタンパク質で、注射した場所の筋肉を麻痺させることができます。
シワの解消にも使われますが、ワキガや多汗症にも有効で、汗の量を大きく抑えることができるのです。
注射のため、時間はほんの数分ですみ、料金も5万~10万円と比較的安価です(脇の場合)。
効果は3ヶ月~6ヶ月間ほどなので、継続して効果を得たい場合は定期的な施術が必要になります。
一時的に汗を止められればいい人や、一度に大きな金額を払いたくない人におすすめです。
◯軽度のワキガには吸引法。傷も小さく負担が少ない
ワキガに特化した治療としては吸引法があります。
汗を出す器官はアポクリン汗腺とエクリン汗腺と2つに大別されますが、ワキガの臭いのもとになるのはアポクリン汗腺から出る汗です。
吸引法は、脇をほんの5~10mmほど切開し、吸引器を入れてアポクリン汗腺を吸い出すことでワキガを解消します。
エクリン汗腺はほとんど減らないため、汗の量は変化しません。
ただし、再発の可能性はあることに注意してください。
軽度のワキガの人や、ワキガに悩んでいるけれど多汗症ではない人という人におすすめです。料金は10万円ほどで、治療の時間も20分程度です。
◯重度のワキガや多汗症には手術。徹底的に治療しよう
症状が重い場合は、やはり手術が有効です。
脇を切開し、アポクリン汗腺とエクリン汗腺を取り除くことで、ワキガと多汗症の両方を治療できます。
周囲の人が気づくくらい臭いの強い人や、永続的な効果を望む人におすすめです。
治療法は主に以下の3種類があります。
・剪除法(せんじょほう)
脇を4~5cm切開し、汗腺や皮脂腺を肉眼で確認しながら切除します。
1つ1つ丁寧に取り除くので、確実な効果が期待できるのがメリットです。
料金は35万円~、治療時間は50分ほどとなっています。
・イナバ式
イナバという特殊な器具を切開した場所に入れ、汗腺を徹底的に取り除く方法です。
剪除法と組み合わせて行うのが普通で、90%以上の汗腺を除去することができます。
ワキガや多汗症の治療としては、最も効果があるといえるでしょう。
料金は45万円~、治療時間は60分ほどとなっています。
・吸引法
脇の下を数㎜切開し、そこから細い管を挿入して脂肪吸引のように汗腺を吸引していきます。
軽度から中度のワキガで傷跡が気になる方におすすめです。
◯まとめ:症状の程度にあわせて、最適な治療法を選択しよう
ワキガや多汗症をどれほど気にするかは、人によって異なります。
徹底的に治療したいという人もいれば、ある程度臭いと汗を抑制できればいいという人もいるのです。
症状と悩みの程度にあわせて、最適な治療法を選択しましょう。
ワキガ、多汗症について詳しくはコチラ!
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