運動不足と腋臭症予防の関係
2017.04.02
運動不足は腋臭症予防のためには良くないそうです。
ここでは、運動不足と腋臭症予防の関係についてご紹介しましょう。
- 運動が必要な理由
導幹部が汗腺にはありますが、この部分には血漿という汗の素になるものがあり、汗となって水分と一緒に出ていきます。
しかし、運動をすれば再度血漿が吸収されるため、サラサラの余分な成分が少ない、いい汗になります。
このことは、一般の汗の汗腺の場合でも腋臭汗腺のアポクリン腺の場合でも同じです。
いい汗は、重炭酸イオンが多くないので汗が酸性になるため、細菌が繁殖することが少なくなります。
そのため、細菌が少なくなるため、腋臭もその分少なくなります。
一方、運動不足の場合は、血液の流れが皮膚末梢血管まで届かなくなり、酸素補給も汗腺は少なくなります。
このような状態の場合には、汗腺が無酸素状態で働くようになり、導幹部に疲労物質の乳酸が溜まります。
アンモニアの分泌をこの乳酸が高める働きがあります。
- 腋臭症予防のための運動
腋臭症予防のための運動は、有酸素運動がおすすめです。
有酸素運動の場合は、あまり負担を体にかけすぎないように十分に体の中に酸素を取り込みます。
30分間は最低でも有酸素運動は必要であると言われています。
ジョギング、水泳、サイクリング、ウオーキング、軽い体操、ヨガやストレッチもしっかり呼吸を意識します。
一定時間行うと、遊離脂肪酸が血液の中で少なくなります。
遊離脂肪酸は、汗臭さ、加齢臭などの要因でもあるアルデヒドや短鎖脂肪酸のもとになります。
遊離脂肪酸が燃焼するのは、運動をスタートして20分程度してからです。
つまり、血液の中のブドウ糖がそれまでは燃焼しているため、脂肪酸は少なくなりません。
そのため、毎日30分以上有酸素運動は行う必要があります。
そこで、負担が多くないウオーキングなどがおすすめであると言われています。
では、ウオーキングはどのような方法が効果的なのでしょうか?
ウオーキングの効果的な方法としては、大きく歩幅をとること、地面を足の裏で蹴るという意識で重心を移動することが大切になります。
また、大きく腕も振ると全身の血液の流れが改善されるため、全体の体の温度がアップし、よりいい汗がかけます。
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