【医師が教える】わきが治療にかかる手術費用…保険適用になるのか?
2019.06.07
わきが臭に対するコンプレックスを抱えているのであれば、治療もひとつの解決法です。
ただ、治療となると手術費用が気になるという方も多いでしょう。
ここでは、わきがの治療方法や医療の必要性があると判断された場合の手術が保険適用となるのかなどについてお話したいと思います。
■わきがの治療方法
わきの毛穴の中にあるアポクリン腺という汗腺から分泌される汗が関係しているのが「わきが」です。
日本人は、他国の人と比べるとニオイに敏感な人種なので、わきが治療のニーズも高いです。
そのため、医療技術も進歩し、ライフスタイルに合ったさまざまな治療方法が提供されています。
わきがの代表的な治療方法は、「剪除(せんじょ)法」や「皮膚切除」といった外科的手術です。
もっともスタンダードな治療方法ですが、外科的な手術は治療による傷跡が残ってしまうリスクがあります。
手術後、生活面での制限も多く、治療に興味があってもなかなか踏み出せないという方も多いのが実状です。
しかし、近年は注射や超音波法などの切らないわきが治療が増えており、治療による傷跡を残さずに、わきがの悩みを改善できるようになってきています。
■どのようなケースの手術費用が保険適用になるのか?
医師に「わきが」と診断されると、保険適用可能な手術であれば一般の場合、健康保険の範囲内の費用負担で手術を受けることができます。
ただし、軽度のわきがの場合や保険適用外の手術、他院で受けた手術の修正手術などは、保険適用外となることが多く、基本的には実費での手術となります。
保険適用可能な手術は、「剪除法」と「皮膚切除」です。
それ以外の超音波法やビューホットなど機械による治療に関しては、自由診療となります。
■保険適用手術後の再発の可能性
医師がアポクリン汗腺を目視で確認して切除する剪除法でも、汗腺を100%切除しきれるわけではないため、若干残ってしまうことがあります。
そのため、再発というわけではありませんが、一部残存した汗腺によってわずかにニオイがしてしまうことはあります。
ただ、汗腺は子どものころに出来上がるため、大人になってから増えることがありません。
つまり、一度汗腺を取り除いてしまえば、汗腺が再びできることはないということです。
汗腺の数が減れば汗の分泌も減り、ニオイ自体も少なくなるため、わきが臭の改善が見込めます。
わきがで悩んでいるのであれば、汗をかくシーズンが到来する前に、保険の範囲内で受けられる治療を検討してみてはいかがでしょうか。
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