【医師が教える】傷跡を残さないためのケアが重要!ワキガの外科的手術後のケアのポイントとは
2019.06.01
わきがの治療方法として一般的なのが、剪除法です。
ただし、剪除法は外科的手術のため、手術後の切開部分をしっかりとケアしないと傷跡として残ってしまったり、目立ってしまったりすることがあります。
ここでは、わきがの外科的手術後のケアの重要性とケアのポイント、抜糸後の注意点などをご紹介します。
■わきがの外科手術のあとはケアが重要
剪除法は、わきがの原因となるアポクリン汗腺や汗を出すエクリン汗腺、皮脂腺などを、医師がひとつずつ目で確認しながら取り除く手術です。
ワキのシワに沿って数センチ切開しておこないます。
汗腺を取り除くと、切開した部分は丁寧に縫合し、傷をふさいでいきますが、手術後の過ごし方やケアの仕方で跡が残ってしまう可能性があります。
きれいな傷になるかどうかは、手術の出来だけではなく、自宅でのケアもポイントとなってきます。
放っておくときれいな傷にはならないケースが多く、ひどい場合には肥厚性瘢痕やケロイドなどのトラブルを起こし、見た目に大きな影響を与えることもあります。
そのため、手術後にトラブルが起こったら、手術をおこなったクリニックへ連絡をし、早めに受診して適切な処置をしてもらいましょう。
■手術後のホームケアのポイント
わきがの外科的手術は、日帰り手術が一般的で入院の必要がありません。
そのため、手術後は自宅で過ごすことになりますが、手術後の傷は、負荷がかかることで治りが遅くなったり、悪化したりするため、安静にすることがとても大切です。
特に重要なポイントは次の2つです。
・傷口(切開部分)の固定と安静
・傷口の乾燥、摩擦などの刺激を防ぐ
特に、抜糸までは安静にし、重いものを持ったり、腕を高く上げたりしないようにしましょう。
■抜糸後の注意点
抜糸後もしばらくは傷口を刺激しない生活をする必要があります。
・入浴
入浴は、医師に指示された日から可能です。
ただし、長時間入浴することで傷口が痛むことがあるため、注意しましょう。
我慢できないほどの痛みが続くようであれば、クリニックに相談しましょう。
・アルコール
抜糸後もアルコールを大量に摂取することで痛みを感じることがあります。
飲みすぎには注意しましょう。
・運動
抜糸をしても傷口が刺激されることで開いてしまう可能性があります。
傷に力が加わらないような軽度な運動はしていただけますが、傷口に触れたり、力がかかったりする運動は、抜糸後数週間は控えるようにしましょう。
せっかく、わきがの治療をしても手術後のケアを怠って目立つ傷が残ってしまってはつらいものです。
手術後の適切なケアで傷跡を保護し、目立たない傷にしましょう。
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