【医師が教える】ワキガの手術の種類。一般的な外科的治療とメスを使わない治療で悩みを解消
2019.05.21
ワキガの治療方法は多様化しており、メスを使った外科的手術以外の治療が増えているため、患者様の希望にあう治療を受けられるようになってきています。
ここでは、代表的なワキガの治療方法と、メスを使わない最新の治療方法についてお話したいと思います。
■代表的なワキガの外科的治療「剪除法」
剪除法は、ワキガのニオイの元となるアポクリン汗腺を除去する治療方法です。
ニオイが重度の方に向いている治療で、医師が肉眼でアポクリン汗腺を確認しながら、ひとつずつ丁寧に取り除いていくため、再発の心配が少ないといわれています。
そのため、しっかりと治したいという方におすすめです。
剪除法をおこなう際に、ワキを4~5cm切開しますが、ワキのシワに沿って切開するため、傷跡が目立つ心配がありません。
手術自体は50分程度の時間で終わり、入院の必要もないため、手術後はそのまま帰宅することができます。
ただし、手術後はワキを動かさないよう指導されます。
動かしてしまうことで切開部分の傷が開いたり、ケロイド状になったりする可能性があるためです。
抜糸するまでの1週間程度は、重いものを持ったり、運転したりすることができず、日常生活や仕事での制限もあるため、治療を受ける際はタイミングをよく検討しましょう。
手術当日は安静にしておくのがベストですが、無理のない範囲の軽度なデスクワークであれば翌日から可能になることもあります。
手術後の生活に関しては、医師に相談、確認するようにしましょう。
■メスを使わない最新のワキガ治療「ビューホット」
ビューホットは、極細の針から高周波を発生させ、汗を発生させる汗腺を破壊する治療方法です。
ハリで刺されたような小さな傷跡はできますが、ほとんど目立たないため、剪除法のような治療痕が残る心配がありません。
ビューホットでは、ワキガの原因となるアポクリン汗腺に加え、体温調節などの役割のあるエクリン汗腺も破壊できるため、多汗症治療にも有効です。
治療の際には麻酔を使うため、痛みもほとんど感じることがありません。
治療にかかる時間も20分程度で、治療後の生活制限もなく、シャワーも翌日から可能です。
これまで傷跡がネックで治療に踏み切れなかったという方は、ビューホットを利用してワキガ症状を改善しましょう。
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