【医師が教える】子どものワキガ治療!おすすめは切らない治療法
2018.07.10
一般的に、ワキガは男性が18歳前後、女性は16歳前後の思春期に発症しやすいといわれています。
子どもの場合、ニオイの問題は深刻になりやすく、対人関係などにも影響しやすいことから早めに解決したいものです。
しかし、ワキガの治療法はさまざまです。
将来のことを考え、子どもの場合はなるべく傷跡にならないような治療法を選ぶのが無難です。
ここでは、切らずにできるワキガの治療法についてご紹介します。
■数分の治療で終わる「ボトックス注入」
汗は、体内から発汗を促す信号が出て汗腺から分泌されます。
ボトックス注入では、その汗を出す信号をブロックし、発汗を抑える効果が期待できます。
効果は永久的ではありませんが、治療後3~6か月ほど効果が持続するため、汗をかきやすい時期の対策としておすすめです。
治療は、発汗を抑えたい箇所にボツリヌス菌の成分が含まれる薬剤を注射器で注入するだけです。
そのため、治療時間はわずか5分程度で済み、ダウンタイムもほとんどないため生活に支障なく、肌を傷つけることなく汗の発生を抑えられます。
費用は、他の治療法と比べると比較的お手頃で、症状が軽いケースは1万数千円くらいからできるようです。
■切らない最新の治療法「ビューホット」
ビューホットは、熱刺激によってアポクリン汗腺とエクリン汗腺の両方を破壊し、ワキガと多汗症の症状を軽減できるワキガ・多汗症治療専用の機器です。
ビューホットの先端には、高周波が出る極細針がついており、皮膚の上から当てて汗腺を効率よく破壊します。
熱刺激による痛みがありますが、冷却システムを搭載しているものがほとんどで、照射後の患部を冷やしてくれるため痛みが感じにくいといわれています。
痛みに弱い方の場合、局所麻酔などを行ってくれる病院もあるため、問診時に相談するとよいでしょう。
■子どものワキガ治療を行う病院を選ぶときの注意点
切らずにできる治療法が登場し、手軽にワキガの悩みを解決できるようになってきています。
しかし、子どものワキガを治療する病院を選ぶ際は、次のことに気をつけましょう。
- 保険が適用されるか
治療には自由診療と保険診療の2種類があります。
自由診療の場合、全額自己負担することになるため、費用が高額になってしまいます。
治療が保険適用でできるのかきちんと確認するようにしましょう。
- 料金について
ボトックス注入1本1万円と聞くと「1本分の費用」だけだと思い込んでしまう人がいます。
しかし、治療する範囲によって数本の注射を使用することになり、請求された金額が思っていたよりも高額だったというケースもあります。
実際の治療にはどれくらいの費用がかかるのか、しっかりと確認しておくことも大切です。
治療を行う病院を慎重に選び、子どものワキガの悩みを解決しましょう。
ワキガ、多汗症について詳しくはコチラ!
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