【医師が教える】大人になって発症する後天性ワキガ!その発症時期や原因、切らない治療法について
2018.07.07
子どものころにワキガを発症していなくても後天性の原因でワキガになる可能性があります。
ワキガは発症するといわれている一般的な時期や原因などについてご紹介します。
■一般的には思春期の子どもの時期にワキガを発症する
ワキガのニオイは、アポクリン汗腺から出る汗が原因とされています。
アポクリン汗腺は誰にでもある汗腺ですが、汗腺の量は赤ちゃんのころから決まっており個人差があります。
先天性のワキガの場合、体質や遺伝により生まれたときからアポクリン汗腺が多く、成長期にアポクリン汗腺も成長して独特のニオイを放つ汗が出やすくなると考えられています。
したがって、一般的な先天性のワキガは成長期のピークを過ぎた男性の場合18歳前後、女性の場合16歳前後の思春期中に発症しやすいといわれています。
■大人になってからワキガを発症する原因
思春期のころに発症するケースが一般的ですが、大人になってからワキガになることがあります。
後天性のワキガの場合、次のような理由が原因と考えられています。
- 肉や脂肪の多い食事
和食というと野菜や魚などが中心です。
しかし、現在はさまざまな国の料理が伝承され、肉や脂肪分の多い食事を好む人が増えています。
脂っこい食事が続くと体内の環境が変わってしまい、アポクリン汗腺から分泌される汗のニオイを強くしてしまう可能性があります。
- ストレス社会
仕事や人間関係、家族間など、さまざまなものでストレスを感じやすい方は、汗を分泌する汗腺がストレスによって刺激されやすく、汗っかきになるといわれています。
そうなると、ニオイのもとになるアポクリン汗腺からも汗が分泌されやすくなり、ストレスによってワキガのニオイがきつくなってしまうことがあります。
■切らないワキガの治療法
後天性のワキガの場合、原因と考えられる食生活やストレスの対策をして改善していくのが望ましいですが、今すぐワキガのニオイを何とかしたいという方もいるでしょう。
そのような方には、ボトックス注入による治療がおすすめです。
ボトックス注入はワキガのニオイが比較的軽度な方におすすめの治療法で、気になるところに注射をして汗の信号をブロックし、ニオイの原因となる汗を発生させないようにすることができます。
効果は一時的で持続期間は約3~6か月とされていますが、手軽に高い効果が実感できるため、本格的な手術をするほどではないけれど汗をかいたときのニオイを何とかしたいという方に向いています。
日々の生活を見直しつつ、後天性の原因によってワキガのニオイがきつくなったのであれば、切らずにワキガのニオイを防げるボトックス注入を試してみてはいかがでしょうか。
ワキガ、多汗症治療について詳しくはコチラ!
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