【医師が教える】毛抜きによる処理がワキガを悪化させる?治療をするなら脱毛効果も期待できる方法がおすすめ
2018.05.25
毎日何気なく行っているムダ毛のセルフケア。
その自己処理の繰り返しが、実はワキガの原因となり、悪化させているかもしれません。
ここでは、ワキガの原因とされる汗腺や毛抜きなどによる自己処理がワキガに与える影響、脱毛とニオイの両方の悩みを解決できる治療法についてご紹介します。
■ワキガのニオイの原因は毛穴になるアポクリン汗腺
アポクリン汗腺という汗腺から出た汗が皮脂や雑菌と混ざり合います。
アポクリン汗腺から出る汗は、粘り気があり、タンパク質やアンモニアなどを含むため、雑菌などと混ざり合うことで、独特のニオイが発生します。
これがワキガです。
アポクリン汗腺は、脇の下や乳首、陰部周辺や耳の中(外耳道)など、身体の限られた部分にしかなく、毛穴を通して汗を出すのが特徴で、もともとはフェロモンの役割があったといわれています。
■毛抜きや剃るムダ毛処理がワキガの原因になる
ムダ毛を自宅で処理しているという人は多いですが、ムダ毛の処理方法がワキガの原因になることがあります。
ムダ毛のセルフケアとしては、毛抜きでムダ毛を抜く、カミソリや電気シェーバーなどで剃るなどの方法が一般的です。
しかし、毛を抜いたり剃ったりしても、ムダ毛は再び生えてくるため、ムダ毛処理を繰り返し続けることになります。
すると、刺激を受けた毛穴から細菌が侵入し、毛嚢炎などの病気を引き起こしたり、雑菌が繁殖してニオイの原因となってしまったりするのです。
■脱毛もワキガの解消もかなうイナバ式+剪除法(せんじょほう)
ワキガで悩まされているのであれば、イナバ式+剪除法(せんじょほう)がおすすめです。
イナバ式では、ワキガが気になる箇所の皮膚を3~4cm切開し、イナバという先端がスプーンのようになった器具を使って、皮膚の裏側にあるニオイのもとのアポクリン汗腺や体温調節のための汗を発生させるエクリン汗腺を除去します。
汗腺の除去と同時に、毛根を取り除くこともできるため、一度の治療でワキガの悩みと脱毛効果が期待できます。
完全に毛根を除去してしまうため、脱毛効果は半永久的とされています。
自己処理によって皮膚を傷つけ、ワキガのリスクを高めてしまう心配がなくなるため、脱毛とワキガの悩みの両方を解決したいと考えているなら、イナバ式+剪除法がベストな治療法といえるでしょう。
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