【医師が教える】汗っかきだと思っていたら多汗症だった!多汗症の改善におすすめの治療法とは?
2018.05.23
何もしていなくても汗をかいてしまうという人は多汗症の可能性があります。
ここでは、多汗症の種類や原因、治療の方法などについて、詳しくご紹介したいと思います。
■多汗症とは
多汗症は、気温などに関係なく手足や脇などから過剰な発汗が起こる疾患です。
大きく全身性多汗症と局所性多汗症の2つにわけることができます。
全身性多汗症は、感染症や内分泌の代謝異常などが原因ともいわれていますが、特に原因のわからないものもあります。
局所性多汗症も外傷や腫瘍などによる神経障害が原因で発症するケースがありますが、原因がわからないケースも多いのが実状です。
■外用薬を使った治療が一般的
多汗症の治療では、塩化アルミニウムという外用薬を使った治療が一般的です。
ただ、刺激性皮膚炎という副作用が現れることがあり、その場合は治療を休止したり、ステロイドを一緒に使用したりする必要があります。
■多汗症に効く内服薬はある?
基本的には、外用薬による治療が行われますが、状況に応じて内服薬を併用することがあります。
特に、不安や緊張などによって発汗しやすい人の場合、抗不安薬などを服用することで多汗症が落ち着くことがあるため、原因によっては内服薬が有効なこともあるようです。
しかし、内服薬の効果は個人差が大きく、口の渇きや眠気といった副作用を起こすリスクがあります。
したがって、内服薬のみで多汗症を解決できる可能性は高くないといわれています。
■悩みを根本から改善したいなら再発のない剪除法(せんじょほう)がおすすめ
半永久的に多汗症の悩みを改善したいのであれば、根本から多汗症を改善できる剪除法(せんじょほう)がおすすめです。
剪除法は、多汗症が気になる箇所を切開し、汗を発生させる汗腺を医師が肉眼で確認しながら除去していくため、再発の可能性が低い治療法です。
汗を発生させる汗腺は、体温調節をする働きがあるエクリン汗腺とニオイの元になるフェロモンの役割があるアポクリン汗腺の2種類があります。
剪除法では、両方の汗腺をしっかりと取り除けるため、多汗症の改善はもちろん、気になるニオイの原因を根本から改善することが可能です。
確実に汗を防ぎたいのであれば、ニオイの対策にもなる剪除法による治療が最適です。
再発の心配もないため、一度手術をすれば半永久的に多汗の悩みが改善できるでしょう。
尋常ではない汗の量に悩まされているのであれば、まずは剪除法による治療が受けられるクリニックを探して、相談してみましょう。
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