【医師が教える】クリーニングで落とせない黄ばみを根本から解決する方法
2018.04.28
汗は、放っておくとシミになり、クリーニングでも落とせないこともしばしばです。
ここでは、なぜ汗によって黄ばみができるのかということについて、黄ばみの原因とされる汗を抑える方法と一緒にご紹介します。
■多汗はクリーニングでも落とせない黄ばみの原因に
汗は、エクリン汗腺とアポクリン汗腺のいずれかから出てきます。
エクリン汗腺は全身にある汗腺で、体温調節などの機能があります。
尿に似た成分が含まれていますが、無菌状態であればニオイがなく、汗の色も無色といわれています。
しかし、アポクリン汗腺の場合、タンパク質やアンモニアなどのニオイのもとになるさまざまな成分を含んでおり、無菌状態でもわずかなニオイがあるといわれています。
また、汗の色も無色ではなくなく乳白色をしているのが特徴です。
エクリン汗腺から分泌された汗でも、皮脂などと結びつくことで酸化して黄ばんでいくといわれていますが、アポクリン汗腺の場合、特に黄ばみやすく、放っておくとクリーニングでも落とせない汚れとなります。
■クリニックでの切る治療・切らない治療
制汗やこまめな汗のふき取りで予防できるといわれていますが、多汗の場合、こまめなケアをするのはとても大変です。
そのようなケースでおすすめなのがクリニックでの治療です。
多汗の治療方法は、大きく分けると切る治療と切らない治療があります。
- 切る治療(剪除法)
汗の悩みが深刻なケースでは、汗を発生させるアポクリン汗腺やエクリン汗腺をしっかりと除去できる切る治療がおすすめです。
剪除法では、医師が実際に汗腺を確認しながら取り除いていくため、高い減汗効果が期待できます。
汗腺そのものを取り除くため、ニオイの原因となる汗の発生が防げるようになることから、減臭効果も期待できるといわれています。
効果は半永久的なため、しっかりと汗の発生を抑えたいという方に向いています。
- 切らない治療
切らない治療としては、ボトックス注入があります。
治療法は、汗の量が気になるところに注射をするだけなので、治療にかかる時間は数分程度で済みます。
短時間の治療ですが、だいたい3か月から6か月程度は減汗効果が持続するといわれており、汗の量が増えるワンシーズンだけ多汗を抑えたい人や、汗の量がそこまで多くない軽度の症状の人に向いている治療法です。
ご紹介した治療法以外にも、多汗を改善する治療はあります。
自分の症状にあった治療法で多汗の悩みを改善し、お気に入りの服に黄ばみを作らないようにしましょう。
腋臭、多汗症治療について詳しくはコチラ!
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