【医師が教える】刺青除去の治療はあなたの意見をしっかり伝えて!事情にあった治療方法を選択しよう!
2018.11.11
さまざまな事情を抱えて受ける人が多い刺青除去。
治療方法はいくつかありますが、どのようにして決定すべきか迷う方も多いでしょう。
そこで、ここでは、刺青除去の治療方法を選ぶためのポイントをご紹介。迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
■治療方法は目的別で選ぶ
色や大きさ、部位など、さまざまなことを考慮して選ぶと思いますが、何が一番大切かということを明確にして、目的に応じた治療方法を選択することも重要です。
刺青を消す目的としては、大きく2つあります。それは、「きれいに消す」ということと「早く消す」ということです。
それぞれに応じた治療方法を見ていきましょう。
- きれいに消したいならレーザー治療
・治療回数:4~8回
・治療期間:2~3ヶ月に1回
レーザーであれば完全にきれいに消えるということではありませんが、ほかの治療方法のようにメスを使わないため肌を傷つける心配がありません。
ダウンタイムも少なく、日常生活への影響もほとんどありません。広範囲の刺青でも対応可能です。
レーザーの種類にもよりますが、カラータトゥーの色素にもしっかりと反応して破壊することができるようになっており、従来のレーザー治療よりも刺青が目立ちにくいといわれています。
- 早く消したいなら切除法、ハクサク法
大きさによっては複数回となる場合もありますが、切開法とハクサク法は、1回の治療で刺青部分を除去できるという特徴があります。
【切開法】
・治療回数:基本1回(大きさによっては複数回)
※複数回の場合、2回目以降は3~6ヶ月に1回のペースで刺青部分を除去
色味や色素が入り込んでいる深さに関係なく、確実に刺青部分を除去できますが、切開した部分を縫合するため、線状の傷痕が残ってしまう可能性があります。
【ハクサク法】
・治療回数:1回
切開法と同じで、1回の治療で刺青部分の皮膚を削り取ることができます。
切開法で対応できない大きさも可能ですが、刺青があった部分にあざのような跡が残ってしまう可能性はあります。
■医師と相談しながら決定しよう
1回の治療で確実に刺青を除去したいという方は、メスを使った外科的手術が向いていますが、刺青除去後の肌を少しでもきれいに残したいのであればレーザー治療が良いかもしれません。
刺青除去治療を受ける理由はひとそれぞれです。
自分の事情もしっかりと伝えて、ベストな治療方法を選択するようにしましょう。
刺青除去について詳しくはこちら!
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