【医師が教える】刺青のレーザー除去!水ぶくれができたときの対処法とは
2018.11.06
刺青除去治療のひとつレーザー治療。
肌を傷つけずに刺青を目立たなくさせることができるため注目を集めていますが、副作用が起こる可能性がないわけではありません。
ここでは、レーザー治療による水ぶくれについてお話したいと思います。
■レーザー照射後に水ぶくれができる可能性がある
刺青の除去治療で使われているレーザーにはいろいろな種類がありますが、どのレーザーも熱エネルギーによって肌の中に埋め込まれたインク(色素)を破壊していきます。
強力なレーザーが照射された皮膚は、軽いやけどのような状態となり、赤みや熱感といった副作用が起こりやすいです。
レーザーの出力パワーによっては、水ぶくれができることもあるため、レーザー治療後は肌の状態をよく観察して、なんらかの異変があれば適切な応急処置をしてクリニックを受診することが大切です。
■水ぶくれのタイプ
水ぶくれは、大きく分けると2つのタイプがあります。
・赤色の水ぶくれ
赤みを帯びた水ぶくれは、真皮層の浅い部分までのやけどです。
適切な対処をすれば、1~2週間で水ぶくれの症状が治まり、目立つ傷痕も残りにくいといわれています。
・白色の水ぶくれ
真皮層の深い部分までやけどをしているときの水ぶくれの色は白色をしています。
治るまでに約3~4週間かかり、治ったとしてもやけど痕が残りやすい傾向があります。
■水ぶくれの対処法
レーザー照射後すぐに何もなくても、時間が経って水ぶくれの症状が現れる可能性もあります。
もし水ぶくれができたら、少しでも傷痕を残さないためにも適切な対処を覚えておきましょう。
・冷却する
水道水やガーゼなどを巻いた保冷剤で患部を冷やしましょう。
・水ぶくれをさわらない=保護する
水ぶくれは破ったほうがよいという人もいますが、素人判断で誤った対応をしてしまうと痕が残りやすいです。
もし水ぶくれができたら、まずは破れないようにガーゼなどで多い、早めにクリニックを受診することをおすすめします。
■レーザー照射後のリスクも理解しておこう
メスで肌を切る必要がないレーザー治療ですが、赤みややけどなどのリスクはあります。
肌を傷つけたくないという方におすすめですが、水ぶくれなどができてしまう可能性もあるため、副作用についてよく理解したうえでレーザー治療を受けるようにしましょう。
刺青除去について詳しくはこちら!
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