【医師が教える】刺青除去で行われる麻酔の種類と費用の相場
2018.11.04
刺青除去は、入れるときも痛みをともないますが、消すときにも痛みを感じます。
ただ、痛みの感じ方には個人差がありますよね。
特に、痛みを感じやすいという方は、刺青除去でどのような麻酔をしてもらえるのか気になると思います。
そこで、ここでは刺青除去で使用される麻酔の種類や相場などについて解説したいと思います。
■麻酔とは
薬を使って神経を麻痺させたり、意識をなくさせたりして痛みを感じにくくするのが麻酔です。
治療で用いる麻酔は、さまざまな方法があり、身体のどの部分にも使用できます。
薬の量を調節することで麻酔の時間を自由に調節することも可能です。
■麻酔の種類
麻酔は、大きく分けると全く意識がなくなるタイプの全身麻酔と、意識はあるが一部分は痛みを感じにくくさせるタイプの静脈麻酔・局所麻酔などがあります。
全身麻酔の場合、薬によって意識がなくなっているため、呼吸は気管チューブを通して人工呼吸をすることになります。
刺青除去では、全身麻酔を使用するケースはほとんどなく、治療を行う患部周辺に麻酔をかけて痛みを感じにくくさせるのが一般的です。
■刺青除去で使う麻酔と相場
刺青除去の治療で用意されている麻酔には、次のようなものがあります。
費用の相場とともに見ていきましょう。
・局所麻酔(約1万円~5万円)
・静脈麻酔(約10万円)
・麻酔テープ(5cm×3cm 1枚約1,000円)
・麻酔クリーム(約5,000円)
使用する麻酔の種類や、除去する刺青の大きさによって金額が変わります。
■治療によって使用する麻酔は異なる
ここでは、どのような麻酔が使われるのか、治療方法別にご紹介します。
・レーザー法
レーザーでは、麻酔クリームや注射で患部に麻酔をするタイプが多いです。
ただし、エルビウムヤグレーザーなど、もともと痛みを感じにくいレーザーで治療を行う場合、麻酔を使用しないこともあります。
痛みの感じ方には個人差があるため、痛みに弱い場合は事前に医師と相談しておきましょう。
・切開法
切開法では、刺青を除去する部分に局所麻酔を行うのが一般的です。
・ハクサク法
刺青部分の皮膚を削り取るため、患部周辺に局所麻酔を行います。
・皮膚移植法
皮膚移植法の場合も皮膚を削り取るため、局所麻酔を行ってから刺青除去をするのが一般的な流れとなっています。
■痛みが心配な方は麻酔を利用しよう
刺青除去の費用とは別に麻酔費用が必要となりますが、部位や治療方法によっては痛みを強く感じることがあります。
注射するタイプの麻酔であれば、量を調節することが可能なので、痛みに弱いタイプか強いタイプかを医師に伝え、自分にあった麻酔で痛みを和らげましょう。
刺青除去について詳しくはこちら!
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