【医師が教える】はがきサイズの刺青除去!きれいに消したい人におすすめの治療
2018.09.28
存在感のある、はがきサイズの刺青。
おしゃれなデザインを肌に刻んで、ファッションを楽しんでいる人もいますが、日本には刺青に対してマイナスな印象を抱く人が多く、さまざまなシーンで刺青を隠しているという人が少なくありません。
「隠すくらいなら消そう」と思っても、はがきサイズとなるととても大きいため、どのような治療で消すべきか悩まれる方も多いです。
そこで、はがきサイズの刺青除去を検討している人におすすめの治療法や相場などについてお話したいと思います。
■はがきサイズに適した治療法
一般的なはがきサイズは100mm×148mmで、だいたい大人の手のひら程度の大きさとなっています。
比較的広範囲の刺青となるため、治療では皮膚移植法とレーザーがおすすめです。
刺青除去では、ほかにも切開法やハクサク法がありますが、切開法は大きさによっては1回で刺青を取り除くことができないため、複数回の治療となる場合があります。
また、刺青部分の皮膚を削り取るハクサク法も20cm×20cmのサイズまでであれば1回の治療でできるとされていますが、治療後にやけどのような治療跡が残りやすいため、大きなサイズの場合は、広範囲の治療に適している皮膚移植法かレーザー法がよいでしょう。
■皮膚移植法の治療内容と費用の相場
あらゆるタイプの刺青除去が可能な皮膚移植法。
刺青部分の皮膚を取り除き、自分の身体の別の部位から採取した健康な皮膚を加工して植皮(移植)する治療法です。
切開法やハクサク法適用外でも可能なので、1度で刺青を取り除きたいけれどできなかったという方にもおすすめです。
費用の相場は、はがきサイズで約45万円。
植皮部分の皮膚と刺青部分の皮膚の色調が異なることがあり、採皮部分にも傷がつきますが、治療時間は比較的短く、はがきサイズの大きな刺青でもしっかりと取り除くことができます。
■レーザー:約12万円(1回)
刺青部分にレーザーを照射し、皮膚の中に埋め込まれたインクを破壊するのがレーザー法です。
切開をする必要がないため、肌に傷を残しにくく患部への負担も少ないという特徴があります。
そんなレーザー法の相場は、はがきサイズで1回あたり12万円前後。1回あたりの費用は皮膚移植法に比べると安いです。
しかし、複数回の治療が必要で、ぼんやりと刺青の跡が残る可能性があります。
だたし、肌を傷つけずに刺青除去をしたいと考えている人には向いている治療法なので、傷跡を残したくない人は一つの選択肢としておすすめです。
刺青除去について詳しくはコチラ!
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