【医師が教える】妊娠中のタトゥーは厳禁!妊婦さんが妊娠中にタトゥーを入れない方が良い理由
2018.09.21
さまざまな理由や思いからタトゥーを入れている人もいますが、妊娠中は控えたほうが無難です。
なぜ妊娠中にタトゥーをいれないほうがよいのか、タトゥーをするリスクと交えながら解説します。
■妊婦さんがタトゥーを入れるリスク
妊婦さんは、何かあったときに薬を飲むことができません。
そのため、リスクになるようなタトゥーをあえて妊娠中に行わないほうがよいでしょう。
タトゥーを入れるときに起こるリスクとしては、次の3つがあげられます。
・感染症
タトゥーは専用の針を使って傷を作り、皮膚の中にインクを埋め込んでいきます。
そのため、施術の環境や器具の衛生状態によっては、傷口から細菌感染し、炎症や感染症などを起こす危険があります。
・アレルギー症状
インク=異物です。そのため、身体が異物に反応してアレルギー反応が出る可能性があります。
タトゥーを取り除かなければアレルギー症状が続くことになるため、身体に負担がかかります。
体調を崩すとお腹の赤ちゃんへの影響も心配されるので妊娠中は行わないのがベストです。
・MRIができない
インクには磁気に反応する成分が含まれていることがあり、MRIなどの磁力を発する検査を受けるとやけどをする恐れがあります。
実際にやけどをした人がいたことから、精密検査が必要でも受けられないのです。
タトゥーをしていることで詳しい検査ができないということになると万が一のときに困ることになります。
妊娠していない人でも起こり得るリスクですが、お腹の中に赤ちゃんがいる妊婦さんは投薬治療が難しいこともあるため、妊娠中はよりリスクが高いと考えておきましょう。
■タトゥーを入れたいなら授乳後
妊娠中はさまざまなリスクがともないます。
また、授乳中も安易に薬を服用できないため、どうしてもタトゥーを入れたいのであれば、出産が終わり授乳も終わったタイミングに行いましょう。
■タトゥーは入れないに越したことはない
タトゥーを入れるのに法律的な規制はないため、個人の意思で自由に入れることができます。
しかし、妊婦さんは自分一人だけの身体ではありません。
お腹の中で赤ちゃんとつながっているため、元気で健康な赤ちゃんを産みたいのであればあえてリスクを冒すようなことは避けるようにしましょう。
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