【医師が教える】タイ観光で注目されている刺青体験「サクヤン」について
2018.04.29
香辛料のスパイシーさと酸っぱさが人気の「トムヤムクン」や、カラフルできらびやかな寺院、絶景やビーチなどで有名な「タイ」は、卒業や新婚旅行、長期休暇の際などに観光で訪れる日本人が多い国のひとつです。
そのタイへ訪れた人の中には、伝統的なタイのタトゥー「サクヤン」の体験を目的としている人がいるようです。
ここでは、タイ観光のひとつとして注目されている「サクヤン」についてと、サクヤンを入れる前に知っておくべきポイントについてご紹介します。
■タイの伝統的なタトゥー「サクヤン」とは
「サクヤン(Sak Yant)」は、タイの寺院の僧侶が入れている伝統的な刺青です。
僧侶が入れる刺青のデザインはさまざまで、デザインによって魔除けや幸運などの意味が込められているそうです。
<代表的なデザインの種類>
・カォヨート:サクヤンのデザインの代表格で、仏教世界を表す刺青です。
・ハーテェウ:5行の祈りのタトゥーが5つの願いを叶えてくれるという意味があるデザインで、世界的大女優アンジェリーナ・ジョリーが入れていることから人気となっています。
■タイで「サクヤン」を体験する方法
タイでのタトゥー体験は、事前予約が必要なことがほとんどです。
価格はデザインによって異なりますが、小さいデザインであれば850米ドルくらいからできます。
料金には、タトゥー師への謝礼のほかに、未使用の針を使用することの保証や同時通訳料が含まれていることがほとんどですが、料金の内訳については予約の際に確認するようにしましょう。
■タトゥー体験は良いけれど日本でのリスクも考えよう
旅行先で、ディープな体験をすることはとても思い出になってよいことです。
しかし、タトゥー体験の場合、肌に針をさせて色素を肌の中に入れていくため、一度入れるときれいに消すことが難しいといわれています。
タトゥーの除去の方法はレーザーや切開法、ハクサク法などいろいろありますが、レーザーなら火傷、切開やハクサク法なら治療後などが残るリスクがあるためです。
また、日本では、タトゥーをファッションとしては受け入れられておらず、批判的な意見を持つ人が少なくありません。
温泉やスポーツ施設などの公共施設では、タトゥーがあることで入店を断られることがあるため、異国での貴重な体験をする前には一度冷静になって考えることが大切です。
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