【医師が教える】刺青の切除を安心して行うためのポイントは病院選び
2018.03.21
リスクをともなう刺青の除去。
今回は、刺青の切除方法の種類と、安心して施術を受けたい人におすすめの信頼できる病院を選ぶポイントについてご紹介します。
■刺青の切除方法の種類
刺青の除去方法はいろいろありますが、切除する方法としては「切開法」や「ハクサク法」があります。
- 切開法
刺青の箇所を切開して切除し、縫合する治療法です。
比較的小さな刺青の除去に適しており、1回の治療で切除できるケースが多いのが特徴です。
ただ、切開するため縫合跡が残り、広範囲の刺青の場合は複数回手術をつる必要があります。
- ハクサク法
刺青部分の皮膚を削り取って切除する治療法です。
刺青の大きさに関係なく行えるため、腕や背中などの広範囲の刺青の除去に適しています。
ハクサク法も切開法と同じで1回の手術で刺青を削り取れるため、1回でしっかりと切除したい人におすすめです。
ただ、皮膚を削り取った部分がケロイドになる可能性があります。
また、削り取った部分の皮膚の再生に数か月かかるケースも多く、時間がかかりやすい傾向があります。
■費用や痛みが気になるなら病院選びを慎重に!
刺青を切除する方法は肌を傷つけるため、失敗したくないという方も多いです。
そこで重要となるのが病院選びです。
- 選ぶときのポイント
治療の選択肢の多さもポイントのひとつですが、現在は一般的な刺青除去治療がそろっている医療機関がほとんどです。
したがって、選択肢の豊富さ以外のポイントにも注目して病院を選ぶことも大切です。
・治療費に対する説明が丁寧で無理のない支払方法ができるか
刺青の除去も手術のひとつですが、基本的には保険適用外のため、費用的な負担が大きいです。
施術後の金銭トラブルを防ぐためにも、カウンセリング時に、治療費の内訳や支払い方法などについて、しっかりと説明してくれる病院を選びましょう。
・経験豊富な医師がいるか
切開法もハクサク法も肌を傷つけるリスクのある治療法です。
刺青の切除では避けて通れない部分のため、失敗したくないのであれば、経験豊富な医師のいる病院を選ぶことも大切です。
HPの症例や口コミなどを参考に、信頼して刺青の除去を任せられるところを見極めましょう。
・痛みに対するケアが充実しているか
刺青の切除時に痛みを感じる人も多いです。
施術の際に麻酔をしてもらえますが、麻酔もさまざまな種類があります。
局所麻酔や全身麻酔だけでなく、ガス麻酔や静脈麻酔、麻酔テープなどバリエーションに富んだ麻酔がそろう病院であれば、自分に合った麻酔や痛みに対するケアをしてもらえる可能性が高いため、病院選びのひとつの指標にしてみるとよいかもしれません。
■自分に合った方法や病院で刺青除去
刺青除去の選択肢もいろいろあります。刺青がある部位や大きさなどを考慮しながら、切除方法を選択するようにしましょう。
また、切除する施設もさまざまです。自分が信頼でき、安心して施術を受けられる病院を選びましょう。
刺青除去について詳しくはコチラ!
関連するブログ記事
-
【医師が教える】ゴールデンカムイの入れ墨に違和感がないのはなぜ?
2020.05.24
-
【医師が教える】日本で刺青を彫ることや彫られることは合法なのか?
2020.05.23
NEW POST
-
2020.06.28
-
2020.06.26
-
2020.06.25
CALENDAR
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |