【医師が教える】高い?安い?刺青除去にかかる治療方法ごとの費用の相場
2018.03.02
刺青除去する方法はいろいろあり、治療方法によって費用に差があります。
一般的な刺青除去治療の方法と相場について見ていきましょう。
■治療方法で費用の相場は大きく異なる
どの治療法も保険が適用されないため、刺青除去にかかる費用すべてが自己負担となります。
治療費は、刺青のサイズと治療を受ける病院によって異なるのが一般的です。治療方法別に治療費の相場を見ていきましょう。
- レーザー
レーザー治療は、複数回通院してレーザーを照射して刺青を除去する必要がありますが、肌への負担が少ないのが特徴です。
1回あたり縦5㎝×横5㎝で5万円前後が相場とされており、通院回数の平均が5~10回のため、トータルで25~50万円くらいになることが多いようです。
ただ、ピコレーザーという刺青の除去効果が高い器機や刺青の状態などによっては、相場よりも高くなる場合があります。
- 切開法
切開法は、切開した部分の傷跡が残り、治療後に生活制限がありますが、1回の治療で済むケースがほとんどといわれています。
刺青のインクが肌の深い位置に入っているケースでもしっかりと除去できるのが特徴です。
1㎠あたり1万円前後、縦5cm×横5cmで30~50万円くらいとされています。
施術が難しい部位や縫合の方法によってはプラス料金となるケースがあります。
- ハクサク法
刺青がある部分の皮膚を削り取るハクサク法は、傷の回復までに時間が必要な治療方法ですが、切開法と同じで1回で刺青を除去することが可能とされています。
費用は、1㎠あたり2万円前後が多く、縦5cm×横5cmの場合、25~50万円くらいが相場です。
- 皮膚移植法
刺青部分を削り取り、別の部位から採取した自分の皮膚でカバーする皮膚移植法。
植皮法ともいわれるこの治療は、刺青部分以外にも傷を作ってしまう大掛かりな手術ですが、日帰りで行え、刺青の大きさや色に左右されずに除去することが可能です。
はがき程度のサイズで、48万円~60万円くらいの相場といわれています。
皮膚移植法は、高度な技術が必要なため技術料が高めで、皮膚を移植する際に使う専用の器機などの設備費を負担する必要があるため、他の治療方法よりも費用が高くなる傾向があります。
■相場よりも自分にあった方法で選ぼう
1回あたりの費用が安い治療方法もありますが、刺青の状態によってはトータルで高くなることがあります。
また、「1回で除去したい」、「極力きれいに消したい」など、人によって目的が異なります。
相場も大切ですが、自分に合った治療方法かどうかもしっかりと見極めるようにしましょう。
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