【医師監修】タトゥーのレーザー除去前に知っておきたい治療時の痛みや治療後の注意点
2018.02.07
いろいろあるタトゥーの除去治療の中で注目されているのが「レーザー法」です。
肌を傷つけるリスクが低いため、なるべく治療痕を残さずタトゥーを除去したい人に支持されています。
ここでは、レーザー法によるタトゥー除去治療のメリットやデメリットについてご紹介します。
■切開しないから傷の心配がないレーザーによるタトゥー除去
なるべく肌を傷つけないようにタトゥーを除去したいのであればレーザー法がおすすめです。
特にピコレーザーは、これまでのレーザーでは破壊できなかった小さなインクの粒子も破壊できるため、よりきれいにタトゥーを消すことができるようになってきています。
タトゥーのサイズやデザインにもよりますが、墨汁で2~3回、機械彫りで5~10回程度の治療で薄くできます。
ただ、レーザー照射後は患部の腫れや赤みが生じます。3~4週間でかさぶたになり赤みも落ち着いてきますが、赤みがひくまで最低でも1~2か月程度の時間が必要です。
次回の治療はかさぶたも赤みもない状態でないと行えないため、前回の治療から2~3か月間あけて行うことになります。
したがって、きれいな肌に戻すまでに最低でも6か月ほどかかってしまうケースが多いです。
■痛みや治療後の注意点とは?
レーザー法に興味はあるけれど、痛みや治療後の生活の制限が気になるという人も多いです。
- 痛み
レーザーを照射してインクの粒子を破壊するため、レーザー照射時に痛みはあります。
ただ、クリニックであれば麻酔をしてもらえるため、痛みが心配な方でも安心して治療を受けることができます。
- 治療後の注意点
治療当日は、安静に過ごす必要があります。
特に、運動や入浴など、身体が温まるような行為は控えるよう指導されるケースが多いです。
「入浴できないの?」と心配される方もいますが、患部を濡らさないようにすればシャワー浴は治療当日から可能です。
また、過度な飲酒も身体を温めることがあるため、酔いやすい方は飲酒を控えるようにしましょう。
患部の赤みや腫れ、数週間後にできるかさぶたが気になり、触ってしまう人もいますが、刺激を与えてしまうとダウンタイムが長くなってしまいます。
気にしすぎる必要はありませんが、過度な刺激には気をつけましょう。
また、患部に紫外線が当たると、色素沈着を起こす可能性があります。
外出時は、長袖を着用し、帽子や日傘をうまく活用して紫外線がなるべく当たらないようにしましょう。
■メリットとデメリットを理解しておくことが大事
レーザー法の技術の進化によって、比較的きれいにタトゥーを消せるようになってきていますが、ほかの治療と同じようにレーザー法でもダウンタイムがあります。
治療後、生活で制限しなければならないこともあるため、メリットだけで判断せず、きちんとデメリットも知ったうえで治療を受けるようにしましょう。
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