【医師監修】ボディー用ファンデーションで刺青やタトゥーは隠せる?
2018.01.27
日本では、まだまだ刺青やタトゥーに対する印象がよいとは言えない現状があり、服などで刺青を隠している人も多いです。
ただ、うなじの近くや手首などの刺青やタトゥーは、ふとした瞬間に見えてしまうことがあります。
最近は、ボディー用のファンデーションがあり、それを使って刺青やタトゥーを隠す人も増えていますが、効果が気になるという人も多いのではないでしょうか。
そこで、刺青やタトゥーを隠せるファンデーションについてお話ししたいと思います。
■切除はできないが手軽に刺青を隠せるファンデーション
身体にできたあざや傷跡などを隠すことを目的としたボディー用ファンデーションがあり、刺青やタトゥーを隠すのにも活用できるといわれています。
フェイス用のファンデーションのように、カラーバリエーションも豊富で、自分の肌色に合うものがない場合は、2色を混ぜて自分の肌の色に近い色にすることもできるそうです。
刺青やタトゥーを隠してもその部分が浮くことなく自然にカバーできるという特徴があります。
「汗や濡れることで落ちるのでは?」「衣服にこすれると落ちそう」という心配がありますが、ウォータープルーフ効果が高く、こすれても落ちにくいタイプもあり、1日中ナチュラルにカバーできるボディー用ファンデーションが増えています。
ただ、ファンデーションでは、一時的に刺青やタトゥーを隠せるだけです。
就職や結婚などのライフイベントでは特に、刺青やタトゥーに対してよい印象を与えないため、隠す機会が多いのであれば、切除できるタイミングにクリニックなどの専門機関で刺青除去治療を受けるのが望ましいでしょう。
■傷跡を残さずに治療するならレーザー法がおすすめ
レーザー法は、切開法やハクサク法などのようにメスで肌を傷つけるリスクがないため、なるべくきれいに治療したいという人におすすめです。
従来のレーザー法は、小さな粒子のインクの破壊ができず、のこりやすいといわれていましたが、ピコレーザーを使った治療であれば、これまで難しかった小さな粒子にもしっかりとレーザーが届くため、カラーの刺青やタトゥーの除去も比較的きれいに治療できるようになっています。
ピコレーザーは、1回あたりの治療時間が短いという特徴もあります。
通院回数も従来のレーザー法では、平均10回程度でしたが、ピコレーザーでは平均4回と、半分以下の通院回数で治療が完了すると言われているため、肌を傷つけずきれいに治療したい人に注目されています。
ただし、一回照射してから2か月程は次の照射まで時間を空けなければならない為、少ない回数で済むあピコレーザーでも、短時間で刺青除去の治療を完了させるのは難しいです。
■隠し続けるくらいならレーザー治療で解決しよう
大人になると若気の至りで入れてしまった刺青やタトゥーを隠さなければならなくなるシーンが増えます。
あざや傷跡などを隠せるボディー用のファンデーションを使って刺青やタトゥーを隠すこともできますが、毎日のように隠すのは大変で、ボディー用ファンデーションの費用もかさむ一方です。
隠すことが多いのであれば、レーザー治療で除去することを検討してみてはいかがでしょうか。
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