【医師監修】背中一面のタトゥーは入れるメリット以上にデメリットが大きい!
2018.01.20
有名な俳優さんなどが背中一面にタトゥーを入れている写真をアップし、ファンの方を中心に話題となっています。
役作りのためにペインティングしているだけで、実際に彫っているわけではないケースも多いですが、影響力のある人のタトゥー姿を見ると「カッコいい」と感じてしまう人が少なくありません。
憧れの人がやっているから自分も同じように入れてみたいと思う人がいるかもしれませんが、タトゥーは後々後悔する可能性があります。
入れた後に後悔しないためには、入れる前に背中一面にタトゥーを入れた場合のデメリットを知っておくことが大切です。
背中一面にタトゥーをいれることで起こり得るデメリットについて見ていきましょう。
■背中一面のタトゥーを入れるデメリット
タトゥーを入れる人の動機はさまざまですが、背中一面の場合、“なにかを背負っている”と感じられるからという理由で入れる人がいます。
ただ、入れることで日常生活や消したいと思ったときに大変な思いをするかもしれません。
- 公共施設に入れない
プールや温泉などの公共施設では入館できないこともしばしばです。
自分から見えない部分ですが、温泉で裸になったり、プールで水着になったりすると他人からはよく見えます。
日本では、刺青やタトゥーに対してよい印象を持っている人が少ないため、ほかの人に不快感を与えてしまうという理由から入館を断られることが多いです。
- 消すときのコストがかかる
背中一面のタトゥーを入れるのは容易ではありませんが、消したいと思ったときはそれ以上に時間もお金もかかります。
タトゥーの除去方法はいろいろありますが、広範囲の場合、切開法は難しく、治療方法の選択肢が狭まります。
レーザーや皮膚移植法などの方法で消すことはできますが、レーザーの場合、レーザー照射による痛みを感じたり、ぼんやり感が残ったりする可能性があります。
皮膚移植法も、自身の健康な皮膚を切り取って加工し、刺青の部分に植皮するため、採皮部分にも傷がついてしまうことになります。
治療も一度に行えないため、数回通院する必要があり、入れる以上に大変なのです。
■背中一面にタトゥーを入れる前によく考えよう!
タトゥーは、一度入れると消すことが難しいです。
特に広範囲ほどキレイに消すことが難しいため、入れるときは、今後起こり得るデメリットをしっかりと理解しておくことが重要です。
背中はタトゥーを広範囲に入れられるため、凝ったデザインを背中一面に彫る人が多いです。
しかし、“消したい!”と思っても、タトゥーを彫る時間以上に消すのはコストも時間もかかり、肌への負担も大きいということを知っておきましょう。
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