【医師監修】タトゥーを入れる前に知っておくべき2つのこと
2018.01.17
日本では、若い世代を中心に広まっているタトゥー。
国内外のアーティストやセレブがファッション感覚で入れているのをみて、実際に入れている人も増えています。
ただ、タトゥーを安易な理由で入れてしまい、将来後悔しないためにも、入れる前に知っておいてほしいことがあります。
■無資格でタトゥーは違法と考えられている
タトゥーを入れたいと思ったとき、クリニックではなくサロンのようなところを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
実際、タトゥーを入れられるサロンは多く、利用している人も少なくありません。
タトゥーは肌に針を刺して傷をつけ、インクを埋め込むようにして肌にデザインしていくのが一般的です。
ただ、針を刺した部分は傷口と同じです。
傷口から細菌やウイルスが侵入すると感染症などのトラブルを引き起こす可能性があるのです。
このことから、現在の日本の法律上は、タトゥーは医業の一種という見解となっており、タトゥーを入れる人は、医師免許が必要とされています。
タトゥーを入れるときは、免許を持つ医師がいる施設かどうかを確認するようにしましょう。
■一度タトゥーを入れると消すのは簡単ではない
医療技術が進歩し、タトゥーの部分を削ったり、切除したりする手術以外にも、レーザーでインクの粒子を破壊する治療なども登場していますが、小さなタトゥーでも一度入れると簡単に消せないといわれています。
仮にタトゥー部分を切除できても、手術による傷跡ができたり、レーザーの熱で火傷をしたりする可能性もあるため、キレイな肌状態に戻せる可能性が低いのが現状です。
また、治療にかかる費用は全額自己負担が一般的なので、高額な治療費が必要となることもしばしばです。
安易な気持ちでタトゥーを入れて後々後悔しないためにも、“タトゥーを消したい”と思ったときのリスクについてもしっかりと理解しておきましょう。
■入れてしまったタトゥーはクリニックで除去しよう
資格やリスクのことを知らずにタトゥーを入れてしまい、なんとかして消したいと思っているのであれば、安心して任せられるクリニックで除去しましょう。
タトゥーを消す方法はいろいろあります。
タトゥーの大きさやデザイン、予算から選ぶだけでなく、傷跡を残したくない、1回できれいに消したいなど、さまざまな要望から最適な方法を選ぶこともできます。
タトゥーを消したいと思ったら、まずは近くにある刺青除去が受けられるクリニックを訪れ、相談してみるとよいかもしれません。
刺青除去について詳しくはコチラ!
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