【医師監修】大きなデザインの筋彫りは切除できる?広範囲のタトゥーを消す方法
2018.01.16
海外ではファッションのひとつと考えるところも多く、日本でも広まっています。
特に、肌からチラリと見えたときに“カッコいい”“オシャレだ”と感じる若者が多く、最近はファッション感覚でタトゥーを入れる人が増えています。
しかし、公共施設の利用制限や人に対してあまりよい印象を与えないことから、タトゥーに反対的な意見を持つ人が多いのが現状です。
大人になって、若気の至りで入れてしまったタトゥーを消したいと思う人が少なくありませんが、消したいと思ったときに、タトゥーは消せるものなのでしょうか?
ここでは、タトゥーの技法のひとつである筋彫りに注目してご紹介します。
■タトゥーの筋彫りなら簡単に消せる?
タトゥーは、入れたい絵や文字の下絵を肌にデザインしてから、輪郭を描いていきます。
筋彫りはその刺青のベースとなるアウトラインで、デザインによってさまざまな太さの針を使い分けるのが特徴です。
アウトラインである筋彫りのタトゥーなら、カラーのタトゥーよりも簡単に消せそうと思う人も少なくありません。
しかし、タトゥーは肌の深い層にインクを入れているため、どのような技法であっても簡単に消すことはできないといわれています。
■切除できないサイズは「ハクサク法」がおすすめ
ハクサク法は、あらゆるタイプのタトゥーの除去に適している治療法で、切開法で切除できないような大きなデザインのタトゥーの除去におすすめです。
部位にもよりますが、約20cm×20cmの範囲であれば、1回の手術でタトゥーを取り除くことができます。
ただ、治療後、2~3回ほどは傷口の消毒のために通院する必要があり、削り取った肌が回復するまでに時間がかかるのが特徴です。
また、小さなタトゥーであれば気にならない傷で済みますが、火傷のような傷跡が残りやすいです。
傷を残したくないのであれば、別の方法でタトゥーを切除した方がよいかもしれません。
■「ハクサク法」は信頼できる病院で行おう
ハクサク法は、タトゥーの除去方法の中でも傷跡が残りやすい治療法です。
しかも、皮膚の表面を削り取るため、やり直しがききません。
しっかりとタトゥー部分の肌を削り取れていなかったり、必要以上に肌を削り取られてしまったりする可能性があるため、少しでもきれいに取り除きたいのであれば、熟練した医師のいる専門クリニックを選ぶことが大切です。
症例などをのせているクリニックも多く、ホームページの情報からクリニックを選ぶ人もいますが、信頼できる病院かどうかは、実際に足を運んで総合的に判断するようにしましょう。
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