【医師が教える】タバコを吸う人は吸わない人より老けやすい?!タバコとしわ・たるみ
2020.02.10
タバコを吸う人の割合は減少してきていますが、少数派とはいえタバコが手放せないという方もいるでしょう。
ここでは、そんなタバコとしわ・たるみの関係性についてお話したいと思います。
■タバコを吸う人は男女合わせて17.9%
JTが1965年からおこなっている「全国たばこ喫煙者率調査」。
2018年5月におこなわれた調査結果によると、喫煙者率は、以下の通りです。
タバコを吸う人の人口は年々減少傾向にあります。
・男性 27.8%(推計人口 1,406万人)
・女性 8.7%(推計人口 474万人)
データ参照:JT『2018年「全国たばこ喫煙者率調査」、男女計で17.9%』
https://www.jti.co.jp/investors/library/press_releases/2018/0730_01.html
平均すると17.9%ですが、男女別でみると男性が女性の3倍以上となっています。
■タバコがしわ・たるみに影響する
アメリカで、双子を対象にタバコを吸うか吸わないかで老化に差が出るのかという調査がおこなわれました。
その結果、タバコを吸っている人は吸っていない人よりも老けて見られやすいという共通点が見つかったそうです。
- タバコを吸う人と吸わない人との差
調査でさまざまな部位で老化に差が出ることが分かりましたが、特に顔では以下の部位に老化が顕著に表れています。
・頬の皮膚のたるみ
・上まぶたの垂れがさり具合
・ほうれい線のしわ
・唇の色
- しわ・たるみができるのはタバコのニコチンが原因
タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させてしまう働きがあります。
血管が収縮すると血液の流れが悪くなるため、隅々まで肌に必要な栄養が運ばれないだけでなく、新陳代謝も悪くなってしわやたるみができやすい状態になります。
また、ニコチンには健やかな肌を保つのに必要なビタミンCを破壊する働きがあります。
ビタミンCは、メラニン色素の生成を抑制する働きがあり、肌のハリや弾力に関わるコラーゲンやエラスチンの生成もサポートしています。
そのビタミンCがニコチンによって破壊されてしまうとビタミンCが不足し、肌のハリや弾力も低下してしわやたるみができやすくなるのです。
タバコを吸っている場合、それを止めることが一番の解決策ですが、長年続けているとなかなかやめられないものです。
医療の力を借りながら禁煙に取り組み、肌についてはイオン導入や内服薬治療をうまく活用してビタミンCを補い、肌の老化を少しでも遅らせましょう。
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