【医師が教える】Qスイッチヤグレーザーを使ったシミ治療!きれいに治すならかさぶたが取れないように保護しよう
2020.03.31
シミ取りレーザー治療をおこなうと、かさぶたのようなものができます。
時間が経過すると自然に剥がれ落ちるのですが、日常生活の中で不用意な刺激を与えてかさぶたを無理に剥がしてしまうと、それが原因で色素沈着などを起こす可能性があります。
そのため、シミ取りレーザー治療後のかさぶたは、自然に剥がれ落ちるまで取らないようにすることが大切です。
ここでは、一般的なシミ治療で用いられるQスイッチヤグレーザーを使ったシミ治療とかさぶたが取れないようにするための保護方法についてお話したいと思います。
■シミ取り治療で使われるQスイッチヤグレーザーとは
Qスイッチヤグレーザーは、532nmと1,064nmという2つの波長を出せるレーザー機器です。
ごく浅いところにあるシミには、532nmの波長のレーザーを照射し、破壊していきます。
メラニンの吸収率がよく、しっかりとアプローチできるので、小さく薄いシミであれば1回の施術で気にならない程度になることがあります。
深いところにあるシミには、肌の深部まで到達する1,064nmの波長のレーザーを照射します。
一般的なシミの老人性色素斑とそばかすであれば、1回でも高い効果が期待でき、目立たなくさせることができます。
すでに濃くなっているシミにも有効で、メラニンが深い位置にある後天性真皮メラノサイトーシスや炎症後色素沈着なども、半年に1回のペースでレーザーを照射することでシミが薄くなりやすいです。
■レーザー照射後はかさぶたが取れないように保護
Qスイッチヤグレーザーを照射すると、患部にかさぶたができます。
血が固まってできているわけではないので、かさぶたの色は白色をしています。
治療後数日でかさぶたができ、2週間くらいはかさぶたの状態が続きます。
自然に剥がれ落ちるまでは取れないように保護テープ固定しておくクリニックが多いです。
保護テープは汚れたり、はがれたりしたら、自分で貼り変えます。
ただし、テープを勢いよく剥がすとかさぶたを無理に剥がしてしまうことがあるため、ゆっくりとテープをはがすことが大切です。
■デリケートなかさぶた部分を保護して一過性炎症後色素沈着を防ごう
シミ取りレーザー治療をおこなうと、一過性炎症後色素沈着が起こることがあります。
一過性なので、時間が経つと徐々に薄くなっていくのですが、中にはうっすらと残ってしまうことがあります。
一過性炎症性色素沈着は、患部が刺激を受けることで起こりやすいため、かさぶたができているあいだは、医師の指示通りテープで保護をして肌トラブルを防ぎましょう。
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