【医師が教える】美容医療と医療費控除!しみ取りレーザーは医療費控除の対象になる?
2020.03.13
美容医療としてクリニックでおこなわれている施術は医療行為です。
医療機関で治療を受ける場合、医療費が高額になると確定申告をすることで医療費控除が受けられ、税金の負担を軽減することができます。
しかし、医療機関で受けた施術=医療費控除というわけではありません。
ここでは、医療費控除の制度や美肌医療や若返り治療として人気のしわ取りレーザーについて、医療費控除の対象となるのかを解説いたします。
■医療費控除は“病気の治療”で支払った費用が控除される制度
自分もしくは生計をともにする家族の医療費の合計が一定額を超える際、所得控除を受けられるのが医療費控除です。
ただし、ここでいう医療費は病気の治療に必要とされる初・再診料や検査料といった診療費や薬や手術代といった治療費のことです。
細かく見ていくと、保険が適用にならないマッサージや入院時に個室を選択した場合のベッド代などは医療費控除の対象外となります。
■しみ取りレーザーなどの美容医療は医療費控除の対象外がほとんど
美容医療の場合、治療の目的が「美容=きれいになるため」であれば、皮膚科や美容皮膚科などのクリニックで治療を受けても医療費控除の対象にはなりません。
そのため、老人性色素斑や肝斑、そばかすなどは全額自己負担となるのが一般的です。
ただ、すべてのシミが医療費控除の対象外というわけではありません。
シミ治療の中には太田母斑や通常子どものうちになくなる蒙古斑の一種、異所性蒙古斑など、先天的のシミなどは例外で、医療費控除の対象となります。
■しみ取り治療の費用の相場
しみ取り治療といっても種類はさまざまです。
価格も施術内容やシミの状態などによって異なります。
- レーザートーニング
肝斑の治療にも有効とされているレーザー治療です。
費用は顔全体で1回25,000円前後が相場となっています。
ただ、肝斑の場合複数回の施術が必要となることが多いため、複数回のセットであれば1回あたりの費用が抑えられ、1回10,000円程度となることもあります。
- Qスイッチヤグレーザー、ピコレーザー
1mmあたり3,000円が相場です。
シミが大きくなるほどコストがかかるため、小さなうちに対処すると費用を抑えることができます。
- エルビウムヤグレーザー
盛り上がったシミにおすすめなのが、エルビウムヤグレーザーです。1mmあたり10,000円が相場となっています。
この他にも様々な治療方法があり、状態により適切な治療方法は異なりますので、是非一度クリニックへ受診してみて下さい。
関連するブログ記事
-
【医師が教える】いつの間にか唇にシミが…レーザーを使用した治療とおすすめの予防方法
2020.04.02
NEW POST
-
2020.06.28
-
2020.06.26
-
2020.06.25
CALENDAR
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |