【医師が教える】民間薬として有名な「アロエ」!使い方を間違えると傷跡が残る
2019.04.10
食用として食べたり、やけどに塗ったりしたことがあるという方も多い「アロエ」。
傷跡を残さないために塗ったほうが良いと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、アロエは使い方を間違えると傷跡を残す原因となる可能性があります。
ここでは、アロエの特徴や使用に関する注意点などについて、お話したいと思います。
■アロエとは
アロエは、熱帯地方のアフリカが原産の植物です。ユリ科に属します。
アロエは、約300種類以上あるといわれており、鑑賞用としてだけでなく、食用や医薬品として活用されています。
胃の浄化や創傷治癒などの作用があり、皮膚病や美顔美容にも効果があるとして、紀元前にはすでに薬用として使われていたと伝えられています。
日本には、鎌倉時代に中国を経由して伝来し、戦後、さまざまな効用が期待できることから民間薬として広まっていったと考えられています。
- 日本でもっとも利用されているアロエの種類
日本では、「キダチアロエ」と「アロエベラ」という種類が一種の万能薬として鉢や庭先で栽培されています。
■セルフケアでアロエを使用するのは危険
アロエには、次のような効果があるといわれています。
・便秘
・口内炎
・胃腸障害
・やけど
・切り傷
・虫刺され
・肌荒れ
・水虫
・湿疹
・しもやけ
・あかぎれ
・捻挫
しかし、セルフケアでアロエを使ってケガや病気を治そうとするのは危険です。
アロエには、さまざまな効用があると思われていますが、医学的な根拠がないものも多く、誤って使用することで、傷跡になってしまう可能性があります。
万が一、アロエの葉に雑菌などがついていたら、傷口から雑菌が侵入し、感染症や炎症を起こす原因となるため、やけどや傷などに使用するのも控えるのがベストです。
■傷跡が残ったら美容皮膚科へ行こう
人にすすめられてアロエを使用し、傷跡が残ってしまったら、皮膚科や美容皮膚科へ行きましょう。
どのような治療が適切かは、傷の大きさや部位、皮膚の状態などを見なければ判断できません。
大きな目立つ傷となっている場合、美容皮膚科などではレーザーによる治療なども受けられるため、まずはクリニックへ足を運び、相談するようにしましょう。
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