【医師が教える】ケガ・やけどによる盛り上がりや赤み!適切な対処と市販薬を活用して傷跡を防ごう
2019.03.31
日常生活の中で起こるちょっとしたやけどやケガでできた傷跡。
放っておくと赤みを帯びてきたり、炎症を起こして傷の治りが遅くなったりすることがあります。
そんなときに役立つのが市販薬です。
ここでは、傷跡を残さないための適切な対処法と、市販薬を使ったケアの方法についてご紹介します。
■適切な対処すれば傷跡が残りにくい
「これくらいなら大丈夫だろう」と傷ややけどを放置してしまう人が多いですが、大人になると傷の治りも遅く、予想以上の傷痕が残ってしまうことがあります。
したがって、ちょっとした傷ややけどでも適切な対処をして傷跡を残さないようにすることが大事です。
- やけど
油が飛び跳ねるなどの小さなやけどでも、赤みを帯びている場合は痛みがなくなるまで氷や流水で冷やしましょう。
ひどい場合、水ぶくれができます。
まれに水ぶくれを破ってしまう人がいますが、水ぶくれを破ると炎症して赤みが増し、傷跡が残りやすくなるため、破らないようにしましょう。
- 傷
ちょっとした擦り傷や切り傷は、まず止血をしましょう。
患部が汚れている場合は、流水で傷口をきれいに洗い流してから止血をします。
傷口は患部を乾燥させないようにすると傷跡が残りにくいといわれています。
湿潤療法といわれる治療法で、ガーゼの代わりに絆創膏のような被覆材で傷口を覆って保護します。
何度も貼り直しをすると、できてきた皮膚の組織がはがれて傷の治りが遅くなってしまうため、基本的には清潔に保ちながら貼りっぱなしで傷を治します。
■傷跡ができたら傷跡を改善する市販薬
皮膚の回復力を高めて傷跡部分の赤みや盛り上がりを和らげてくれる市販薬があります。
適切な対処をしたけれど、傷跡が残ってしまったというケースに使うことで傷跡が改善されることがあります。
■「赤みがひどい」「傷跡が残った」という場合は美容皮膚科へ
市販薬を使っても赤みが引かない場合や目立つ傷跡が残ってしまった場合は、美容皮膚科へ相談しましょう。
美容皮膚科では、傷跡修正を目的としたレーザー治療などで改善することができます。
レーザー治療の場合、完全に消せないこともありますが、レーザーで皮膚の組織を刺激し、肌質を改善していくことができるため、傷跡を目立たなくさせることが可能です。
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