【医師が教える】目立つ傷跡を残さないために!皮膚科での治療とクリニック選びのポイント
2018.10.15
毎日の生活の中で起こるケガ。
ちょっとしたかすり傷程度であればすぐに元通りになりますが、傷跡として残ってしまうケガもありますよね。
できた傷跡は、皮膚科などで傷を目立たなくさせる治療を受けることはできますが、受けられる治療はクリニックによって異なります。
ここでは、生活の中でできやすいケガの傷跡や皮膚科での治療についてご紹介します。
■生活で起こりやすい傷跡の種類
生活で起こりやすいケガとしては、次のようなものがあげられます。
・擦り傷(擦過傷)
・切り傷(切創)
・皮膚が割けるような深い傷(裂挫創)
・やけど
いずれのケガも傷跡を残さないためには、ケガをした初期の対応がポイントとなります。
特に深い傷は傷跡が残りやすく、やけども保存的治療を望む場合、見た目の悪い状態で傷跡が残りやすいです。
傷跡が残りそうなケガをした場合は、応急処置を施したらすぐに皮膚科などの専門的なクリニックを受診しましょう。
■皮膚科でできる傷跡治療
皮膚科の傷跡治療は、大きく分けると保存的治療と外科的治療があります。
保存的治療はメスを使わない治療のことで、内服薬やステロイド剤、テープを使った圧迫療法などで傷跡を目立たなくさせます。
外科的治療は、保存的治療の反対で、メスを使って傷跡を切開し、目立ちにくい傷に縫い直す治療方法です。
どちらも傷跡を目立たなくさせることはできますが、いずれの治療でも大きな傷や深い傷などは完全に消すことは難しいとされています。
■傷跡の治療方針はクリニックで異なる
今ある傷に傷を重ねない保存的治療でいくのか、傷跡を目立たなくさせるために外科的手術をした方が良いのかの判断は、訪れるクリニックによって異なるため、皮膚科によってはできない治療があるかもしれません。
そのため、多少ケガによる傷跡が残ったとしても保存的治療でなるべく傷跡を目立たなくさせたいのか、傷跡が目立たなくなるのであれば外科的手術を受けたいのかをあらかじめ決めておき、自分の意志にあったクリニックを選ぶのがよいでしょう。
■見た目が悪い傷跡は外科的手術がおすすめ
目立つ場所に見た目の悪い傷跡が残ってしまうと、気になりやすいものです。
完全に目立たなくさせることはできないかもしれませんが、見た目を気にするのであれば傷跡を目立たなくさせることができる切開法や皮膚移植法がおすすめです。
まずは、ケガをしたら適切な応急処置を施し、自分の考えにあったクリニックを選んで、後悔しない治療を受けましょう。
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