【医師が教える】コンプレックスの傷跡を消すことはできる?
2018.08.28
リストカットなどの自傷行為や不慮の事故など、さまざまな理由でできてしまう傷跡。
傷跡があると辛い出来事を思い出してしまうことからコンプレックスに感じている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな悩みのタネである傷跡を消す治療についてご紹介します。
■治療で傷跡を消すことはできるのか
傷跡は、切開法やハクサク法、レーザー法などで治療をして消すのが一般的です。
切開法やハクサク法は傷跡の上に傷を重ねるようなものなので、期待ほど効果がないケースもありますが、傷跡を目立たなくできる可能性や消せる可能性が0ではないため、コンプレックスに感じている傷跡や気になる傷跡があるのであれば、美容整形などのクリニックに相談するのもおすすめです。
■傷跡別のおすすめの治療法
さまざまな治療法がありますが、傷跡に応じて適切な治療を行うのがベストです。
ただ、自分の傷跡にはどのような治療が良いのかわからないという方も多いですよね。
そこで、傷跡のタイプ別におすすめの治療法をご紹介します。
- リストカット
自傷行為などによってできたリストカットの傷跡は、軽度なものであればレーザー法がおすすめです。
レーザーは肌を傷つけずに行えるため、新たな傷を作らなくて済みます。
しかし、くっきりと分かるほどしっかりと傷跡が残っているのであれば切開法か、リストカットの部分の皮膚を削るハクサク法がおすすめです。
- 妊娠線
妊娠中にしっかりとケアしていてもできてしまうことがある妊娠線。
そんな妊娠線の跡が気になってプールや温泉に行けないという方は、レーザー法などで妊娠線を目立たなくできる可能性があります。
- 手術跡や火傷
気になる傷跡部分を切開し、縫い合わせる切開法が可能です。
切開して縫合するため、同じように傷を作ることになりますが、手術跡や火傷の跡など、傷(傷の面積)を小さくできる可能性があります。
広範囲な傷跡の場合は一度での手術が難しく複数回に分ける可能性があること、また切開法が難しい場合があります。
- 切開法で対応できない傷
切開法では対処できない大きさの傷などであれば、傷跡部分の皮膚を削り取るハクサク法がおすすめです。
ただし、一度で傷をしっかりと削ることができますが、改めて傷を作ることになり、ハクサクの傷痕も残ります。
また、ハクサクした部分の皮膚が再生するまで時間もかかるため、すぐに傷跡を消したいという方は別の方法がおすすめです。
■完全に消すことは難しいがクリニックに相談してみよう
傷跡を消すのは容易ではありません。
しかし、場合によっては目立たなくできる可能性があります。
もし傷跡に悩まされているのであれば、傷跡の治療が可能なクリニックを探して相談してみてくださいね。
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