【医師が教える】ニキビの悪化を防ぐ!ポイントは守るべき4か条と早めの受診
2020.04.21
ニキビができると、つい気になって触ってしまったりつぶしてしまったりする人がいますが、実はそれがニキビを悪化させています。
ここでは、ニキビを悪化させてしまう条件をお話しながら、早くニキビを治すためのポイントをご紹介します。
■ニキビとは
ニキビは、皮膚の病気の一種です。
尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)といいます。
ニキビというと顔にできるイメージが強いですが、胸や背中などにもできます。
ニキビは、皮脂の過剰分泌やニキビの原因であるアクネ菌の増殖、毛穴の開口部の角化が主な要因とされています。
アクネ菌は健康な皮膚にも住んでいますが、毛穴の出口が角化でふさがれてしまうと皮脂が毛穴の中にたまり、その皮脂を元にアクネ菌が増殖し、炎症を引き起こすのです。
ニキビのピークは、皮脂の分泌が増える思春期ですが、皮脂の分泌は大人になってもおこなわれているので、角化が起こるとすぐに大人ニキビを起こります。
そのため、ニキビになりにくい肌状態を保つことが大切です。
■ニキビが悪化しやすい状況とは
- できたニキビをつぶす
ニキビを無理につぶしてしまうと、色素沈着や悪化の要因となります。
血行促進やターンオーバーを促そうとマッサージするのも逆効果となる可能性があるため、ニキビ部分はできるだけ触れないようにしましょう。
- 毛穴をふさぐメイク
肌の凹凸をカバーするため、化粧品で毛穴をふさぐようなメイクをすると、毛穴の中に皮脂やメイク汚れが詰まりやすくなります。
できるだけ毛穴をふさぐようなメイクはやめましょう。
- 洗い残し
皮脂や汚れが付着していると角化の要因となります。
メイク落としや洗顔を使用し、皮脂・汚れを落としましょう。
洗顔の際はぬるま湯が効果的です。泡立てネットなどを使用し、決めの細かな泡でやさしく洗うのもポイントです。
- 肌を刺激するヘアスタイルや衣類
髪の毛が肌に触れるだけでも刺激となってしまいます。
顔や背中などに髪が触れないようなヘアスタイルを心掛けましょう。
■ニキビ跡を残さないためにも早めの受診を
ニキビはできてしまうときれいに治るまでに数カ月かかります。
放置するとニキビ跡が残ってしまう可能性があるため、早めに病院を受診し、適切な治療をするのがきれいに早く治す近道です。
ニキビを悪化させてしまう条件に気を付けながら規則正しい生活を送り、早めの受診を心掛けましょう。
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