【医師が教える】眼瞼下垂手術!糸を使った治療と切開法のどちらが向いている?
2019.11.21
眼瞼下垂手術は、メスを使う方法や糸を使う方法などさまざまです。
ここでは、切開法と糸を使った治療をモデルケースとして、それぞれのメリット・デメリットに触れながらどういう方に向いているのかをお話しようと思います。
■しっかりと症状を改善したいなら切開法
切開法は、余分な皮膚を取り除くため、まぶたの縁をオーバーしていた皮膚がなくなり、目元がはっきりとしやすいです。
一重や奥二重の方が眼瞼下垂の治療と一緒に二重ラインを形成する治療をおこなえば、理想とするくっきり二重の目元にすることもできます。
また、1度行えば効果も長続きしやすいため、切開法は何度も手術をおこないたくない方や半永久的な持続効果を重視する方に向いているといえるでしょう。
ただし、切開法は名前の通りメスを使用します。
二重ラインで隠れる部分など、目立ちにくい部分を切開するのが一般的ですが、ダウンタイムが長くなりやすく、腫れや赤みなどの症状も長続きしやすいです。
ほとんどの方は強く腫れるので、生活にも影響があります。
特に仕事をしている方は慎重に手術日を選ぶことが大切です。
自然な状態になるまでにだいたい1か月程度かかります。
リスクや日常生活への影響が大きいことはしっかりと理解しておきましょう。
■顔は傷つけたくない!それなら糸を使った治療が向いている
目元は顔の中でも目立つ部分です。
眼瞼下垂の症状を改善したいけれど、リスクを考えると手術はちょっと・・・という方もいるでしょう。
そのような方には、糸を使ってまぶたを持ち上げ、固定して目の開きを調節する治療があります。
まぶたの皮膚の厚みや状態にもよってはできないこともありますが、切開することがなく、治療もまぶたの裏側を糸で固定するものが一般的なので、治療跡が目立つ心配がありません。
ですので、メスを使った治療に抵抗がある方におすすめです。
ただし、糸を使った治療は、糸のゆるみや糸切れしてしまう可能性があります。
糸切れやゆるみができると再治療を検討することになります。
そのため、効果の持続を重視している方は切開法のほうが向いているでしょう。
治療方法の選択に迷ったときのひとつの基準として、2つの治療をモデルに判断ポイントをご紹介しましたが、お話した治療方法以外の治療方法もあります。
眼瞼下垂の症状の緩和が大きな目的ですが、治療方法はいくつかあるため、「顔を傷つけない」「しっかりと改善したい」など、自分の中で譲れない条件を決めてからお近くのクリニックで治療方法を相談するとスムーズでしょう。
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