【医師が教える】眼瞼下垂がもたらす症状とは?顎が上がって肩や腰にも影響することも
2019.11.12
眼瞼下垂は、上まぶたが下がって思うように開けなくなり、視界が狭くなる病気です。
生まれつきのものではありませんが誰にでも起こり得る病気で、症状の進行スピードには個人差がありますが、早い人は10歳ごろから症状が現れ始めるといわれています。
眼瞼下垂になると、視界を広げようとして顎が上がったり、目が開かないことで目以外の筋肉も負荷がかかったりするため、全身にさまざまな症状を引き起こしやすくなります。
そこでここでは、後天性眼瞼下垂について解説しながら、起こり得る症状についてご紹介します。
■後天性眼瞼下垂はまぶたの筋肉と瞼板の結合がゆるむことで起こる
目の開閉は、瞼板というコラーゲンで構成されたまぶたの支持組織とまぶたを持ち上げようとする筋肉の2つの働きによっておこなわれています。
しかし、瞼板と眼瞼下垂の接着部分は無数のクモの巣のような繊細な状態でつながっているため、少しの刺激で切れてしまいます。
接着部分は、一度切れてしまうと元に戻ることはありません。
そのため、徐々に上まぶたが垂れ下がり眼瞼下垂となってしまうのです。
■まぶたが下がることで上方の視界が悪くなり顎が上がりやすくなる
後天性眼瞼下垂になると、徐々に上方の視野が見えづらくなるため、無理やりまぶたを持ち上げようとして歯を食いしばってしまって無意識のうちに顎関節症になったり、視界を広げようと顎をあげたりするようになります。
自覚はなくても、視界を広げるために筋肉の緊張が強くなり、顔の近くにある肩や背中などにもストレスを与えます。
全身はつながっているので、1か所の筋肉の緊張が身体全体に影響を及ぼし、腰やひざなどの痛みにもつながることもあるため、後天性眼瞼下垂は目の機能障害と考えず、早期に改善することが大切です。
■軽度であれば埋没法で改善できる可能性がある
眼瞼下垂は、症状の程度やまぶたの状態によって治療方法が変わってきますが、軽度でまぶたの皮膚に厚みがなければ、二重まぶた治療としてもメジャーな埋没法で自然な二重ラインを形成し、まぶたの開き具合を改善できる可能性があります。
切開をする手術での治療に抵抗がある方は、まずクリニックで切らない治療が可能かを相談しましょう。
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