【医師が教える】若い世代にも増えている「眼瞼下垂」!治療は何科?保険は適用可能?
2018.12.08
「いつも眠たそうだね」といわれるようになったという方は、眼瞼下垂(がんけんかすい)かもしれません。
ここでは、眼瞼下垂とはどういう病気かを解説しながら、治療をする場合何科へ行けばよいのか、治療は保険適用になるのかなどについてもご紹介します。
■眼瞼下垂(がんけんかすい)とは
目が開いた状態で、上まぶたが黒目(角膜)の上部を隠すほど垂れ下がっている状態が眼瞼下垂です。
症状は個人差がありますが、上まぶたが垂れ下がっているため、視野が狭くなりやすく、目が開きづらいため疲れを感じやすくなります。
いつも眠たそうな目をしているように思われるなど、外見的にも影響を与えることもあるため、治療での改善を考える人も多いです。
■眼瞼下垂は若い世代で増えている
眼瞼下垂には、生まれつき上まぶたが下がっている先天性眼瞼下垂と、年齢を重ねてからさまざまな理由で起こる後天性眼瞼下垂があります。
後天性眼瞼下垂は、加齢性(老人性)眼瞼下垂という加齢が原因の眼瞼下垂がもっとも多いため、眼瞼下垂は年齢が高いほど起こりやすいと思われがちです。
しかし、後天性眼瞼下垂は加齢だけが原因ではありません。
さまざまな理由により上まぶたの筋肉が衰えたり、筋肉が傷ついたりして上まぶたを持ち上げられなくなるため、20代~30代の比較的若い世代でも増えてきているといわれています。
若い世代で増えている理由としては、次のようなものがあげられます。
・花粉などによって目をこする
・間違ったコンタクトレンズの使い方をしている
・アイメイクを落とすときに目をこすりすぎている
日常で目をこすってしまうことがあるかもしれませんが、こすりすぎるとまぶたがダメージを受けて眼瞼下垂になってしまうリスクが高くなるため、注意しましょう。
■治療は眼科や形成外科でできる
眼瞼下垂は目の病気のひとつのため、眼科で治療をしてもらえますが、形成外科での治療も可能です。
形成外科は、見た目に不都合を生じさせる病気の改善をする外科で、身体全体が治療の対象となっています。
そのため、見た目に影響を与える眼瞼下垂も形成外科で治療してもらえるのです。
■美容目的でなければ保険適用
美容整形の場合、病気の治療ではなく美しくなることが主な目的のため、若返り治療や脱毛などは原則として自己負担となります。
しかし、眼瞼下垂は目の病気の一種となるため、健康保険を使って治療することが可能です。
腫れぼったいまぶたになり、上まぶたによって黒目が隠れるほどになっているのであれば、一度眼科もしくは形成外科を受診し、治療の相談をしましょう。
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