【医師が教える】アートメイクとタトゥーはどう違う?大きな違いとは?
2018.03.26
多くの女性に注目されているアートメイク。
メイク時間の短縮やメイク崩れの心配がないなどのメリットがあることから興味を抱いている人も多いのではないでしょうか。
しかし、日本ではタトゥーや刺青と同じような印象を持つ人もおり、日本ではまだまだ普及していません。
そこで今回は、刺青やタトゥーとアートメイクの違いについてご紹介したいと思います。
■腕などに入れる刺青やタトゥーとアートメイクの大きな違いとは?
皮膚の断面は、木の年輪のようにいくつかの層が重なって形成されています。
一番外側が「表皮層」で、肌のターンオーバーにより一定のサイクルで肌が生まれ変わるという特徴があります。
表皮層は、さらに角質層、顆粒(かりゅう)層、有棘(ゆうきょく)層、基底層の4つで構成されています。
刺青やタトゥーは、その表皮層の一番下の基底層よりも深いところに色素を針で入れるため、肌のターンオーバーが正常に行われたとしても色素が肌の奥深くに残ったままで消えることがありません。
しかし、アートメイクは専用のニードル(針)を使って皮膚の下に色素を入れていきます。
ただ、刺青やタトゥーのように深い層に染料を入れるわけではないため、肌のターンオーバーによって月日を重ねるほど薄くなっていくとされています。
■アートメイクは2~3年で薄くなる
アートメイクは肌の中に色素を入れているため、汗や水で落ちてしまう心配がありません。
しかし、アートメイクは、ターンオーバーする基底層よりも表面に近いところに染料をいれていくため、一定のサイクルでターンオーバーして薄くなっていくのが特徴です。
施術内容によって前後しますが、アートメイクの持続期間は2年から3年程度が一般的です。
■完全に消えないという点は刺青やタトゥーと同じ
アートメイクをすることで、メイクにかける時間が減り、水や汗でメイクが消えるという心配をする必要がなくなります。
また、すっぴんでもナチュラルメイクをしているかのように見せることができるといった魅力的な点も多いです。
しかし、一度入れると、まったくの元の状態にキレイに戻すことが難しいという点では、刺青やタトゥーと同じです。
肌のターンオーバーにより薄くなりますが、自然に消える可能性はほぼ0といわれています。
アートメイクを行う前にはデメリットについてもよく理解したうえで施術を受けるようにしましょう。
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