健康食品でお手軽ダイエット。体への影響は大丈夫?
2017.10.08
健康食品は、数え切れないほどの商品が発売されています。
ダイエットに効果があると宣伝されている健康食品も多く、楽にやせたい人はつい買ってしまいますよね。
果たして、健康食品でお手軽にやせることはできるのでしょうか。
また、体への悪影響はないのでしょうか。
○健康食品は、糖の吸収を抑えたり脂肪の燃焼を促進したりする
ダイエット用健康食品は、さまざまな効果によってダイエットを助けてくれます。
食品ごとに特徴が異なるので、自分にあったものを選ぶ必要があります。主な効果を見ていきましょう。
・糖や脂肪の吸収を抑える
食事に含まれる糖や脂肪の排出を促し、吸収を抑えてくれる効果です。
食後の血糖値や中性脂肪値の上昇を押さえる効果もあり、最も直接的にダイエットを助けてくれるといえます。
・脂肪の燃焼を促進する
脂肪をエネルギーとして消費しやすくすることで、太りにくい体を作ってくれます。
運動の効果がさらに高くなります。
・満腹感を上げて食べる量を抑える
胃の中で膨らむことで、満腹中枢を満たして食欲を抑えます。
根本的に食べる量を減らすためのアイテムです。
・不足した栄養を補う
食事制限をしていると、栄養が不足したり偏ったりすることがあります。
それを補うために、いろいろな栄養がバランスよく含まれています。
直接やせるのではなく、ダイエット中の人をサポートしてくれる食品です。
○近年では特定保健用食品が登場。健康食品がより身近に
健康食品の効能をどの程度明記していいかは、長年議論されてきました。
近年では、一定の効果が認められた特定保健用食品(トクホ)が登場し、簡単に購入することができます。
トクホのマークがあるお茶やコーラなどを見たことのある人も多いでしょう。
先に紹介した効果の中でも、「糖の吸収を抑える」「脂肪の燃焼を促進する」といった効果はトクホの商品によく見られます。
信頼感が高いため、健康食品に怪しげなイメージを持っていた人でも、手に取りやすくなりました。
○健康食品は医薬品ではなく、短期間で大きな効果が出ることはない
健康食品を使う上で注意しなければならないのは、「健康食品は薬ではない」ということです。
法律上、体への明確な効果があるものは医薬品、それに次ぐものが医薬部外品となります。
健康食品は食品でしかないので、短期間で大きな効果が出ることも、深刻な副作用が出ることもまずありません。
特定保健用食品についても、指定の基準や効果の程度をめぐって、今なお議論が続いています。
「食べればやせて健康になれる」という代物ではないので、過剰な効果を期待しない方がよいでしょう。
○まとめ:健康食品はサポート用。簡単に体重が落ちるわけではない
健康食品は、あくまでもダイエットをサポートするためのものと考えた方がよいでしょう。
長く続ければ効果は見えてきますが、食べるだけで大幅に体重が落ちるわけではないのです。
食事や運動にも気を使いつつ、健康食品をうまく活用しましょう。
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