【医師が教える】なかなか落ちない皮下脂肪!防風通聖散で内側からアプローチ
2019.12.25
漢方薬の一種「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」は、肥満症の治療に用いられています。
最近の研究で、余分な脂質を便と一緒に排泄する作用があることもわかり、痩せたいという方の中で注目されています。
ここでは、防風通聖散の肥満症改善のメカニズムや向いている方などについてお話したいと思います。
■防風通聖散とは
「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」は、肥満症の治療で使用されている漢方薬の一種です。
病因を発散させる作用のある生薬を中心に構成されており、身体の水分の循環をよくして便通を整える作用もあるため、便秘やむくみなどの改善効果も期待できます。
■防風通聖散は腹部に皮下脂肪が多い人におすすめ
「防風通聖散」には、科学的根拠に基づいた効果があります。
それが、脂肪を分解する作用と脂肪を燃焼させる作用です。
そのため、特に腹部の皮下脂肪が多い、脂肪太りの方や太鼓腹の方に向いています。
また、最近余分な脂質を便と一緒に排泄してくれるという働きがあることもわかり、脂っこいものを好んで食べてしまっている方にも効果が期待できます。
■防風通聖散の使用の注意点
脂肪を分解・燃焼し、余分な脂質を排泄する働きがあるからといって、漢方薬に頼ったり、過剰に摂取したりするのは危険です。
漢方薬といっても副作用が起こる可能性があります。
また、まれに重篤な肝機能障害を起こす可能性もあります。
・38~39度の発熱
・食欲不振
・気分が悪くなる
・発疹(ぶつぶつ)が出る
・下痢
・次第に身体がだるくなる
・皮膚や白目が黄色くなる
上記のような症状が現れた場合、防風通聖散の副作用の可能性がありますので、服用を中止し、医師に相談するようにしましょう。
■漢方薬と痩身治療を併用して痩せ体質に
内側から脂肪を燃焼させつつ、痩身治療で脂肪細胞そのものの数を減らせば、リバウンドしにくい体質の痩せ型が目指せます。
例えば、脂肪溶解注射という脂肪の排泄を促す注射を使った痩身治療です。
皮下脂肪が気になる箇所に薬剤を注入するだけなので、身体への負担も少なく、ダウンタイムもほとんどありません。
内側からケアしても暴飲暴食をしてしまうと、脂肪細胞が膨張してまた太ってしまいます。
しかし、脂肪溶解注射で脂肪細胞を減らしておけば、リバウンドしにくくなります。
確実に痩せたいという方は、漢方薬をうまく活用しながら、痩身治療も併用して太りにくい身体を目指しましょう。
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